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2011年9月10日 (土)

天使のたまご 押井守と天野喜孝

Photo 1987年の当時、これを見たとき衝撃的で、みんなを集めて試写会を開いたほど、夢中になった作品である。意味不明な内容だけど、何か心にくるものがあった。全体に陰鬱で暗いし、セリフも少なく説明もないが、芸術的な映画である。人気の天野喜孝の絵とイメージを生かした世界。今見ても古さをかんじさせない、しっかりしたつくりになっている。マイナーな映画。

天使のたまご」1986年のオリジナルビデオアニメ。原案・押井守・天野喜孝、監督・脚本・押井守   声・少年・根津甚八 少女・兵藤まこ

ストーリーは、廃墟の街にただ一人住む少女が、いつも大きなたまごを服のおなかにたずさえ温めてかえそうとしていた。ある日、どこからか少年が現れ、悲劇がおこる。

Photo_2 レコードに載ってた片桐卓也のコメント。「’自分という人間は、いったいどこまでが本当の自分なのか。自分が見てる世界と他人の見てる世界はほんとうに同じだろうか’(という想いを)天使のたまごという作品は、押井守さんが、はじめて心の内のモヤモヤを吐き出した作品である」

この映画は力さくにもかかわらず、この作品に対する世間の評価は酷く、「訳のわからないものをつくる監督」というレッテルをはられ、押井守はこの作品以降5年間仕事の依頼が無くなったのだった。(わたしが思うには、たぶん嫉妬ではないかと思うが・・)。宮崎駿にも「努力は評価するが、他人には通じない」と言われてしまう。著作権が行方不明になってて、押井守には一銭も印税が入らないし海外販売もできないといういわくつきの作品でもある。

「2001年宇宙の旅」(1968年公開、監督スタンリー・キューブリック)も、セリフや説明を極力省き、視覚表現で観客の意識に訴える作風で、抽象的な内容や難解な結末を批判する意見もあり、公開当時は興行成績は悪かったという。再公開で評価が高まって、世界の映画史に残る名作となった。(ウィキペディアより)  この手の映画は酷評を受けやすいようだ。

「天使のたまご」は最近まで絶版になってたが、2004年に再版されたので、DVDで見ることができるようになった。私が押井守作品で好きなのは「うる星やつら」「攻殻機動隊」「BLOOD THE LAST VAMPIRE(企画協力)」など。

Photo_3

天野喜孝のキャラを生かした作品はほかに「アモン・サーガ」(1986年頃?監督・大賀俊二  原作・夢枕獏・天野喜孝 声・アモン・堀内賢雄  リチア・鷹森淑乃)でしょうか。

ストーリーは、幼いころに両親を殺されたアモンは成人し、獣と戦い、美女リチヤを助け敵打ちを果たす。というべたな内容。

色合いや展開の見せ方が今ではなおさらダサい感じだけど、天野喜孝の絵を崩さずに作り上げようという努力は受け取れる。ともかく、当時はこれほどまでに天野喜孝の美しい品のある女性を再現できたアニメはは、ほかに知らない。(ファイナルファンタジーのキャラも描いてるそうだが、わたしはプレイしたことないのでわからない)というより、自分の情報が古っcoldsweats02

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