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2012年1月31日 (火)

好きな時代劇・勝新の「座頭市」

ふだん時代劇は見ないのですが、過去に見てよかったものの一つに勝新太郎の「座頭市」があります。

1時間30分の中には、飽きないよう色々工夫されています。

座頭市は全26作品あり、10作くらいしか見てないのですが、私が感じたパターンは次の通り。

①民を苦しめる大きな組織の存在との戦い。(敵の巣窟の中でひとり戦う姿はハラハラです。どう切り抜けるのかが見もの)

②単独で行動し座頭市を狙うライバルのような存在のハンサムな男との対決。(どんな有名人のいい男が出るのか期待)

③毎回お笑い芸人が出ている。(ちょっと気持ちを明るくさせてくれる。箸休め的役割)

④美女が出てくる。(座頭市を手助けしてくれたり、淡い恋の相手だったり)

⑤戦いとは関係ないところで、市がヘマをする。(完全無欠でないところが母性をくすぐられる感じ)(市には哀愁があります)

唯一うちにあった「座頭市 あばれ火祭り」を見てみると、

①悪の大親分は「森雅之」(黒沢明の「羅生門」の映画で殺された夫を演じた人)

座頭市は町の銭湯で敵に囲まれ素手で刀を持つ相手と全裸でたたかう(敵も全裸だけど)。後半は座頭市が炎につつまれるピンチがある。

②ハンサムな浪人「仲代達也」(黒沢明の「椿三十郎」の映画で三十郎と一騎打ちした相手)

③お笑い芸人「正司敏江・玲児」

④美女「大原麗子」「吉行和子(妖艶ですごくきれい)。若く美しい少年のピーター(タレント池畑慎之介)も出てくる。

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「座頭市 あばれ火祭り」の終盤。

市は町を離れ際に、座頭市はおきよ(大原麗子)に声をかけられる。

「いっつぁん・・・今のあたしを・・・(敵の仲間だったと知って)あたしを憎んでいるのね?」

「憎む?憎むってことは”惚れた”ってことさ。(おれがおきよさんに惚れたっていうのかい?)・・・うぬぼれちゃぁいけねぇよ。」

「いっつぁん!あたし、もういっつぁんだけ!どこへでも連れってって!!」(女性からのプロポーズ)

「目開きの女にゃぁ、めくらの男はだませねぇよ。」(←強がって言っている)

座頭市は夕日に向かってひとり歩きながら、

「いいんだ・・・これで・・・(おれみたいな男と一緒になっても不幸になるだけだ)」とつぶやくのだった。

Photo

蛇足ですが、わたしには「ルパン三世カリオストロの城」の映画の中での、ルパンとクラリスのやりとりに似てると思ったのですが。「わたしも連れってって、まだどろぼうは出来ないけれど・・・」のシーンのところです(ちょっとうろ覚えですが)。また、石川五右衛門のように座頭市も時間差でものが切れます。ルパンには座頭市の影響も入ってると思います。                

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他に「座頭市シリーズ」でおすすめは、(だいぶ前に見たので、細かい内容は忘れましたが)

「座頭市と用心棒」1970年。黒沢明の映画「用心棒」とのコラボです。三船敏郎が出ています。

「新座頭市物語 折れた杖」1972年。前半はいまいちですが、後半の、敵に両手をつぶされながらも、剣を両手にくくりつけて戦うところはかっこいいです。

「新座頭市物語 笠間の血祭り」1973年。20数年ぶりに故郷を訪れた市のさみしさがしみた。

「座頭市 鉄火旅」1967年。もと刀職人に、あと一回人を斬れば刃が折れると忠告されていたが、敵と戦わなければならない状況に・・・市は勝てるのか。という内容。

ちなみに、「座頭」は当道座に属する剃髪の盲人の呼び名で、ランクは一番下。階級は上から、検校(建築の仕事)、別当、勾当、座頭(あんま、針、琵琶を弾く仕事)の順。市の名字ではないのです。

実在の「座頭市」はというと、原作者・子母沢寛によれば、

「ちょっと変わった風来坊」で、一時期、侠客の飯岡助五郎(1792年~1859年)のところに身を寄せてた時には、

「助五郎の子分が喧嘩をはじめると仲裁に入ったり、見えない目で枡を切って見せたりはしたが、映画に登場するようない合い抜きの達人でもなければ、人を斬ったりしたこともなかった」という。

座頭市が助五郎一家を去った理由は、

「助五郎が卑怯な手でライバルの笹川繁蔵を殺そうとしていたことを知ったから」だそうだ。

by ウィキペディア

実際の座頭市もいい人ではあるようだ。

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