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2012年10月14日 (日)

絶望名人・カフカの本と私

先週、姉が、私の性格に似てるからとカフカの本を貸してくれました。

タイトルは、「絶望名人 カフカの人生論」  フランツ・カフカ  頭木弘樹 編訳

Photo_2

内容は、カフカの言葉を詩のように取り出して、それに編訳の頭木さんが例文とともにわかりやすい説明がつけてあるもの。

私は、詩集のような、文面の向こう側まで理解しなければいけないものは苦手だけど、これは本当にわかりやすくて、本当にいい本だと思った。

たしかに、姉が言うように、読んでみると私の考えに似ている。

でも、自分ではそこまで絶望してるつもりはないんだけどね・・・。ただのネガティブなだけで…。

あまり説明のいらない共感できるものを少し書きだしてみました。

()内は、私の意見です。
_____________________________

「あらゆることが怖くなる」
ミルクのコップを口のところに持ち上げるのさえ怖くなります。
そのコップが、目の前で砕け散り、破片が顔に飛んでくることも、
おきないとは限らないからです。

(何をするにも、先に失敗が目に浮かびます)

「頑張りたくても頑張ることがない」
ぼくはいつだって、決して怠け者ではなかったと思うのですが、
何かしようにも、これまでやることがなかったのです。
そして、生きがいを感じたことでは、
非難され、けなされ、叩きのめされました。
どこかに逃げ出そうにも、それは、ぼくにとって、
全力を尽くしても、とうてい達成できないことでした。

(なにもさせてもらえず、何かしようものなら反対される)

「目標に到達する難しさ」
目標があるのに、そこにいたる道はない。
道を進んでいると思っているが、
実際には尻込みをしているのだ

(夢を実現させるのは難しい)

「手にした勝利を活用できない」
人間の根本的な弱さは、
勝利を手にできないことではなく、
せっかく手にした勝利を、活用しきれないことである。

(せっかくのチャンスをいかせない)

「『お前のやることは必ず失敗する』と脅かす親」
ぼくが何かあなたの気に入らないことを始めると、
お父さん、あなたはいつも、「そんなものは必ず失敗する」と脅かしました。
そう言われてしまうと、
ぼくはあなたの意見をとても敬い、恐れてもいたので、
失敗がもはや避けられないものになってしまうのでした。
ぼくは、自分がやることへの自信を失いました。
根気をなくし、疑心暗鬼になりました。
ぼくが成長するにつれて、
あなたはボクのダメさを証明するために突きつけてくる材料も増えていきました。
そうやって、だんだんと、
あなたの意見の正しさが、実証されていくことになったのです。

(ドリームキラー‘夢を壊す人’は、親や先生に多いとか)

「『普通』にあこがれる」
結婚し、
家庭を築き、
生まれてくる子供たちを育て、守り、少しだけ導いてあげること。
これこそ一人の人間にとって、この上ない成功です。
ぼくはそう確信しています。
多くの人々がごく簡単にそれをやっているからといって、
そうではないという証拠にはなりません。

(偉人の陰にはそれを支える凡人の存在がいるもの。凡人あっての偉人だと思う)

「人とつきあうことの圧迫感」
実際ぼくは、人と交際するということから、見放されていると思っている。
見知らぬ家で、見知らぬ人たち、
あるいは親しみを感じられない人たちの間にいると、
部屋全体がぼくの胸の上にのしかかってきて、ぼくは身動きができない。

(人間嫌いな人の気持ちをよく表現できてると思います)

「倒れたままでいること」
将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。
将来にむかってつまずくこと、これはできます。
いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。

(自分の可能性は、時がたつにつれ、もう期待できない)

____________________________

「あとがき」にあった、作家カネッティからみたカフカという人

カフカは誰よりも弱い人でした。
強ければ気が付かないことに、弱ければ気づけます。
足が弱ければ、ちょっとした段差にも気づけます。
手が弱ければ、ちょっとした持ちにくさにも気付けます。

_________________________

カネッティのことばは、知りませんでしたが、このような気持ちで、私は、
ダメな人間から見た社会を、書き連ねようと思ってブログを始めたけど、
かなり精神的に堪えるものがあって、明るいはなしも載せるようになりました。

辛い話を書きつづけるには、かなりの強い意志と根性が必要だと実感します。

カフカは自虐的ではあっても、自殺を試みたことはないくらい、ほんとうの精神は強い人のようです。

私も、リストカットさえもしたことはありませんが…。

カフカ (1883~1924)
プラハのユダヤ系ドイツ語作家。
法律を学んで労働者災害保険局に勤務しながら小説を書いた。
代表作「変身」審判」「城」
40歳のとき結核で死亡。

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