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2012年12月15日 (土)

鉄拳とフレデリック

鉄拳のパラパラ漫画が評判になっている

パラパラ漫画とは、一枚一枚の紙に少しずつ絵を変えて描き、
速くめくることでアニメーションのように見えるというもの。
誰もが一度はノートの端っこなどに描いてみたことがあるのではないだろうか。

鉄拳のパラパラ漫画を描くきっかけは、ある特番でパラパラ漫画をつくるコーナーがあり、
急きょ代役でやらされることになったことからのようだ。
発表されるとたちまち人気になり、毎年やっているその特番の名物となった。
特に「振り子」は世界で絶賛されているという。

http://www.youtube.com/playlist?list=PLD790405167AD90A8 (↔鉄拳パラパラ漫画動画

鉄拳はお笑い芸人で、スケッチブックにイラストを描き「こんな◯◯は嫌だ」シリーズなどのネタをしている。
週間ヤングマガジン・ちばてつや賞を受賞したほどの腕前なので、
パラパラ漫画は得意分野ではあるのかもしれないが、ひとりアニメ作りは大変な作業ではある。
彼の場合は3分のパラパラ漫画に1000枚以上の用紙を使用しているという。
1秒の動きに5枚以上描くということになる。素人には膨大な量で根気も必要である。

ちなみに、ふつうにアニメを作るには1秒24枚必要で、
日本では8~12枚の絵で、1枚を2.3回撮影して24枚にしていた。(今もそうなのかは知らないけど)
ディズニーアニメは、24枚全部描いてるのであのしなやかな動きになるのだ。

はじめて鉄拳の作品「振り子」を見たときは、フレデリック・バックのアニメが思い出された。
得に、しりとりのように展開する映像と奥深い人生観の表現法が。Photo

フェレデリック・バック(1924年~)は、40歳の時(1960年代の頃)に
独学でアニメ制作をはじめ、全部手書きの色鉛筆(?)で、
たった一人で数年かけて短編映画を作っている、アニメ界の巨匠である。
一脚の揺り椅子の話を描いた「フラック!」(1981年)と「木を植えた男」(1987年)は、
アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞している。

Photo_2

これらの作品の表現方法は、ジブリの高畑勲や宮崎駿を驚かせ、
「ホーホケキョとなりの山田くん」や「崖の上のポニョ」に影響を与えたのだった。

鉄拳がフレデリックの作品を知っていたかは知らないけど、
影響があったにせよ、つぎつぎといい作品を作れるということは、
本物の才能ゆえってことだろう。
フレデリックのことは日本では、たぶん認知は低いが、
鉄拳はどんどんパラパラ漫画作家として名前が知れていくのだろう。

かつて金子みすず(1903~1930)が、雑誌に掲載されてる作品を見て、
「これなら私にも書けそう」と、童謡詩人になって、先に掲載されてた人たちよりも
有名になったように・・・?  大げさかな(笑)coldsweats01

http://www.cinematoday.jp/page/N0033415 (フレデリックさん来日の様子、高畑勲さんと)

写真は2011.7.8の新聞記事から。

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