フォト
2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

カテゴリー

無料ブログはココログ

« ねこつぶ(なかなか来ない) | トップページ | ねこつぶ(大好きな青カーテン) »

2013年9月30日 (月)

私の「一週間」

このところ、なにかと忙しくて、前ほど長い時間、家にいることが出来ない。

にもかかわらず、家事は普段通りあるから、帰宅後の夜には、
やらなければいけないことが、目白押しで、世話しない。

疲れて夜の8時ごろに眠気に襲われたりしたら、もう家事は拷問にも近い。

そんなときは、明日に回せるものは明日にして、最低限のことだけやることにしている。

たとえば、アイロンがけ。

洗濯物は取り込んだ当日にしまわないと、落ち着かないからそれはするけど、
アイロンをかけるものは少ないから、急ぎのものが無い場合、明日に回す。

また、買い物もしかり。

これもほんの1時間くらいの外出でも、なんだか半日使ってしまった気がして、
時間をロスしたような後味の悪さを感じる。

だから、買い物も特売日(うちのほうでは火曜日)を中心に行くことにした。

すると、

火曜日・買い物、水曜日・洗濯、木曜日・アイロンがけ・・・

なんて、まるでロシア民謡の「一週間」のようだ。

apple

ロシア民謡の「一週間」を、子供のころの印象は「なまけもの」の歌のように感じていたが、
実は、普通の生活を歌ったものではないかと、ふと、いま思った。

ロシア民謡「一週間」

日曜日に市場に出かけ、糸と麻を買ってきた
テュリャテュリャ・・・・
月曜日にお風呂を焚いて
火曜日にお風呂に入り、
水曜日に友だちが来て
木曜日に送って行った
金曜日に糸巻せず
土曜日はおしゃべりばかり
恋人よ(友達よ)これが私の一週間の仕事です

2000年の頃に、テレビで「100年前のイギリスの生活を2週間体験してみる」という外国の番組があった。
40代くらいの夫婦と二人の子供の典型的な家族が、中流階級の生活を体験するのだが、
洋服はずっとドレスを着ていなければいけない。
洗濯は大きな釜にゆを沸かして棒でつつきながらで、台所もガスではなく薪でする。
暖炉のせいか、どの部屋にもススが降り積もり、掃除が大変だと嘆いていた。
何をするにも手間がかかり、専業主婦だというのに、家事が間に合わない。
しかたなく女中(やっぱりドレスのコスプレで登場)を頼むが、それはそれでお金がかかる・・・。

昔は、街に住んでない限り、買い物は遠くまで行かなければいけなくて、半日はかかったりしたものだ。
家事などで精一杯のなか、他のことをしようとすれば、一つずつしか出来ないだろう。
この歌は、そういう状況を歌ったものに違いない。

検索すると、「風呂を2日がかりで?」に疑問を投げかけてる人がいたが、
「一週間」をロシア語から訳した人がいて、それだと、

「一週間」

日曜日に市場に行って、紡錘(糸巻の心棒)と麻を買ってきた
テュリャテュリャ・・・・
月曜日に蒸し風呂を炊いて
火曜日に蒸し風呂に入った
水曜日に愛する貴方を迎え
木曜日に見送った
金曜日は糸巻もせずに
土曜日はみんなで故人の良き想い出を語り合う
私の愛しいエメリカよ
こんなふうに私は一週間働き続けてきたの

http://www.worldfolksong.com/songbook/russia/week.htm (ここから引用)

風呂は「蒸し風呂」だったようだ。

蒸し風呂の作り方はいろいろあるだろうけど、
「江戸風呂」の場合、http://www.sensuijima.jp/senweb/e/
①深夜に薪炊き上げをする
②洞窟内に薪を敷き、ござやヨモギなどを入れる。
③半日かけて炊き上げる
とある。

このように蒸し風呂は2日かけてつくるものらしい。

そもそも昔は毎日風呂には入らないのが普通だし、場所によっては拭くだけのところもある。
水は貴重でそんなに使えないのだ。

maple

ということから、見えてきたこの歌の情景は、私には、田舎に住む普通の少女の話に思えた。

私の歌訳物語

新訳「一週間」

糸巻と麻が必要になったので、急きょ、日曜日に街まで行ってきたの。
久し振りに行った街は、新しい素敵なものがたくさん出てて楽しかったわ。

あなたが泊まり込みで仕事の手伝いに来るというから、
わがまま言って、いつもと違う曜日に風呂を焚いてもらったわ。
だって、臭いって思われたら嫌でしょ?
だから、月曜日に風呂を焚いて、火曜日に入ったの。

水曜日にあなたはやってきて、仕事を手伝ってくれたわ。
おかげで納品の期日までに間に合ったのよ。
お父さんもお母さんも喜んでたわ。

だから金曜日は、仕事は休みということになって、はねをのばせたの。

土曜日は、幸せな気持ちで、家族みんなでゆっくり故人への良き想い出を語り合うことが出来た。

愛しいエメリカ、あなたのおかげで充実した一週間を過ごせたわ。

.

彼氏に対するラブレターだね・・・違うか・・・?

と思ったが、一晩寝たら別の考えが浮かんできた。

maple

追記: 

私の歌訳物語②

新訳「一週間」

日曜日、新居用に、主婦の必需品の「糸巻セット」をはるばる街まで買いに行ったの。

結婚前のならわしとして、婿は花嫁の家族と過ごすことになってるから、
ふだんは行水なのだけど、
特別の時しか沸かさない蒸し風呂を、月曜日に焚きはじめて
火曜日に家族みんな入浴して、体を清めたわ。

水曜日にあなたが来て、私の家族と楽しくすごし、木曜日に帰って行った。

金曜日は、普段通り糸巻をしようとしたら、
「娘時代の最後の日となるのだから、ゆっくりしなさい。
 主婦になったら、休むことなどできなくなるのだから」と家族に言われ、ゆっくり過ごしたの。

土曜日の、婚礼前夜は、最後の家族のだんらんをしたわ。
生まれてきたことを感謝し、今あるのは先祖のおかげと、思い出をたくさん語り合った。

そして今あなたのもとへ。
婚礼一週間前は、こんなふうにいろいろ大変だったんだから。

これは「嫁ぐ前の一週間」の歌ですね。結婚までの手順を教える歌。
この内容なら、童謡になりそうです。

« ねこつぶ(なかなか来ない) | トップページ | ねこつぶ(大好きな青カーテン) »

エッセイ」カテゴリの記事