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2014年3月 9日 (日)

マナーの折り手礼が見れた!

日本でのテーブルマナーのナイフとフォークの使い方は、かなり迷走している。

20年ほど昔、ライス(皿によそられた白飯)は、
左手に持ったフォークの背にナイフでごはんを乗せて食べるのが
正しい作法だといわれていた。

皮ごとのバナナも、ナイフとフォークで食べると当時言われ、
骨あり焼き魚のナイフとフォークでの食べ方も特集記事には載ってたものだ。
けれど、私の人生で、正式な場でそんな食べずらい料理が出た試しがない。

海外ではどうか知らないが、少しは手を使って食べてもいいんじゃないのかな?

あのころの日本は、ちょっとマナーについて過剰に考えすぎだったのではないかと思う。

いまはライスは、フォークを右手に持って食べるのが普通となっている。

マナーというのは、時代ともに試行錯誤されながら変わっていくものなのだ。

テーブルマナーが厳しいのは、やはりフランス料理ではないだろうか?
でも、フランス料理は、カトリーヌ・ド・メディシス(1519~1589)が来る前までは、
煮る、焼く、蒸すだけの簡単料理で手づかみで食べていたという。
カトリーヌがイタリアからフランスの国王アンリ2世に嫁いだ時に、
料理人も連れてきて、イタリアの手の込んだ料理やナイフとフォークで食べるやり方も
伝わったのだった。
ナイフとフォークの歴史が浅い故に、ルールに細かい気がする。

マナーの基本は、汚い作法で相手に不愉快にさせないということだから、
目くじら立ててまで、マナーの型を守りきる必要はないと思うのだ。

とはいえ、「食べてる途中(まだ、下げないで)」のナイフとフォークを「ハの字」にする、
「食べ終わった(下げてもいいよ)」のナイフとフォークを「そろえて置く」は、
マナーというより、合図だから、守った方がいいと思うが・・・。

数年前にテレビで、マナー講師が、「かき氷の食べ方の作法」をやって見せていた。
‘素手でかき氷の表面をたたき固めてから食べる’というものだったが、
テーブルを汚さないためとはいえ、潔癖症の私としては、
どこをさわったか分らない手で食べ物を直に触るのは、理解できない行為だった。

これ以来、マナー通りでなくてもいいんじゃないかと、思うようになった。
見苦しくなければ、いいかと・・・。

とまぁ、本題とは関係ない話はこれまでにして、「折り手礼」の話。

家に1994年に発売された「くらしのマナー全書(小笠原流)」がある。

最近になって開いてみたのだが、
はじめのページに出ている、「おじぎの作法」を見て、
20年も経つとこんなに時代遅れになるのかと驚いたのだった。

テレビでも見たこともない不思議なおじぎ、「折り手礼」。

おじぎするときに、指の先を背中側に向けるというやり方。

とても不自然な体勢。

いったい誰がこんなおじぎをしてるのだろう?

ずっと疑問に思っていたが、偶然にも先日テレビで見ることが出来た。

喜多川歌麿の「吉原の花」の一場面。

2階の広間で踊り子のわきでおじぎをしている女性がそうだ。

Photo

「吉原の花」 1791年頃の作品。
寛政の改革で派手なことは禁止となり、
派手なな浮世絵も禁止ということに怒った絵師・喜多川歌麿が、反抗心で描いた絵。
徳川公認の吉原遊郭で、徳川家の女性たちが豪遊してる場面を描いている。

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徳川家の女性が「酌をせよ」と杯を出して、遊女の女性?が「はい」とおじぎをしている。

Photo_2

礼儀作法は、鎌倉時代に小笠原家がつくった武家の兵術で、
それがのちに庶民に広まったという。

この女性は、武家の女性に対して、武家のやりかたにそったおじぎをしているのだろう。

隣で見ている、女性も同じ手の向きをしている。

このおじぎは、軽い礼で会釈と同じなのだそうだ。

基本、武家の女性しかやらない作法だとか。

◆小笠原流・くらしのマナーから、「折り手礼」について◆

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今の時代でも「折り手礼」をやってる人はいるのだろうか?

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