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2015年1月18日 (日)

月に腰かけ、星に顔

子どものころ、三日月や太陽に人間の顔が合わさったイラストが、なんとなく怖かった。

たぶん、リアルすぎる、くどめの顔立ちや、外国人顔になじみがなかったからだろう。

「三日月に腰かけるイラスト」も含め、絵師の想像力の豊かさに感心したものだ。

先日、NHKの「岩井俊二のムービーラボ」(SFの原点)(2015.1.8放送)を見た。

庵野秀明さんが出るというので見たのだけど、なかなか実のある話だった。

SF小説の原点は、H・G・ウェルズ(1866~1946)の小説、
「タイムマシン(1895)」 「透明人間(1897)」 「宇宙戦争(1898)」 「タコ型火星人」
などで、今読んでも完璧な作りだという。

期会が合ったら、読んでみたいと思う。

SF映画の原点は、「月世界旅行(1902年)」で、
科学者たちが、ロケットで月に行く話だそうだ。

そして、なんとそこに、「三日月に腰かける女性」、「星に顔」の表現があった。

原作は、シュール・ヴェルスの小説(1865年刊行)で、
映画はその挿絵を忠実に実写化させたものだというから、
挿絵画家が奇抜な発想の持ち主にちがいない。

いや、挿絵のことは話題に上がっていないところを見ると、
ヨーロッパでは古くからあるイラスト表現なのかもしれない。

ともかく、もとマジシャンのジョルジュ・メリエス監督が、得意の奇想天外な演出により、
「月世界旅行」を世界中に広めたことで、
100年以上経った現在にも愛される「月に腰かけ」「星に顔」が日本に定着したのだ。

映像というものが1895年にはじめて誕生し、その7年後にこの出来栄えなんだから、すごいと思う。

 大川浩司さんの画像をお借りしました。

映画は、ほとんど、スカパーで放送しているのを録画して見ている。

毎月5000円視聴料を払っているので、映画4~5本は見ないともったいない気がするのだが、
見る時間がなくてたまる一方だ。

そんな100本以上たまっている中から、今回は「ヒューゴの不思議な発明」を見ることにした。

Photo
http://www.hugomovie.com/intl/jp/ (ヒューゴの不思議な発明 サイト)

アカデミー賞受賞作品というので、とりあえず録画したものだが、
偶然にも、ジョルジュ・メリエス(ベン・キングズレー)が、登場していてビックリ。

主役は、10歳くらいの少年ヒューゴだけど、
ジョルジュ・メリエスを描きたくて作ったと思われるような内容だった。

最後からの30分間に、ジョルジュ・メリエスの半生や
「月世界旅行」の制作現場の状況などが描かれている。

アカデミー受賞しただけあって、映像が緻密にきれいで、飽きさせない作り。

ただ、時計塔の針にぶら下がるシーンは、いるだろうか?

この場面は誰が発端だか、私は、「カリオストロの城(1979)」以降、
色々な映画で使われまくっているのを見て、飽き飽き。

汽車脱線場面も不必要に思えたけど、
「1895年の初映画で、迫ってくる汽車の映像に観客が逃げようとした」
というあの時の体感を、3Dで味あわせたかったのかな?とも思った。

ジョルジュ・メリエスを知らないと、感動できなかったと思う。

気になっていたところに、見ることが出来るなんて、
「これは、呼ばれたかも?」と思い、記事にしてみました。

「月世界旅行」の映像も見つけられたし、初の動画貼り付けも成功したし、
ジョルジュ・メリエスの作品集があることも知ったので、よかった、よかった。

http://www.espace-sarou.co.jp/moon/ (メリエスの素晴らしき映画魔術 《メリエスの作品集≫ホームページ)

「月世界旅行」は映像を志す人には、知ってて当たり前の、必修映画らしい。

和田アキ子さんの「さぁ、冒険だ(ガチャピン・ムック)」の動画や
アニメ「宇宙兄弟」など、いろいろなところで、パロデイ化されるほど有名な映画。

元を知らなかったから、おもしろさに気が付かなかった。

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