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2015年2月15日 (日)

さよならレオン・・・

昨日、2月14日、飼い猫のレオンが、突然死してしまいました。

2(2010年8月のレオン)

午前11時半。
いつものように、お気に入りのカーテンにくるまり、
サッシからのぽかぽか陽気にあたりながらの、ひなたぼっこ昼寝の最中に、
突然、悲鳴のような鳴き声を数回あげたと思ったら、
そのまま1分もせずに死んでしまったのです。

1(2013年8月のレオン)

異様な鳴き声に、悪い夢でも見たのだろうと、いそいで起こしに向かったところ、
レオンは、頭をあげたままの状態で、瞳孔が開いた目で空(くう)を凝視し、
ベロを5ミリ出したまま、微動だにしていませんでした。

10秒後には、心臓と呼吸が止まったようにみえました。

‘死んだ!?’

あまりの突然の出来事に、どうしたらいいのか、
ともかく、知ってる限りの蘇生のやり方をやってみました。

背中を強めに叩いて心臓がショックで再起動しないかためしたり、
息を吹き返さないか胸を押して心臓マッサージしたり・・・。

けれど、体は力なく、だらんとしたまま息を吹き返す様子は見られませんでした。

いったいなにが起こったというのだろう?

母が、「かかりつけの動物病院へ電話して!」というので、
「じゃ、心臓マッサージ続けといて!」と、レオンを母にまかせて、
私は電話をして説明をしたのだけど、なかなか意図が伝わらなくて、
「ペット葬儀場への連絡先を教える意外ないのですが・・・」
と言われる始末だった。

ペットごときのことだから、死んでしまったのなら、それ以上のことはしないのが普通だし、
私も内心そう思っている。

けれど、後々になって「あのとき心臓マッサージしていたら生き返っていたのかも?」といったような、
後悔にさいなまれるのは過去の経験から見えていたので、
レオンのためというより、この先自分が立ち直るために、やる必要があったのだ。

でもその一方で、
‘中途半端な生き返る方したらどうしよう…。
半身不随とかではかえってレオンがかわいそうだ’
という不安も頭の片すみにはあった。

私の身に同じことが起った場合には、家族にはあらかじめ、
『万が一、私が脳溢血などで気負失ってるようなときは、そのまま死ぬまでほうといって、
蘇生させないで下さい』
と言っていたのだ。

動物病院への電話でなんとか
「蘇生の仕方とか聞きたかったのですが」と伝えると、
「少々お待ちください」と、受付の娘が先生に尋ねに行ったのだろう、
今度は1分ほど保留になってしまった。

振り向くと、母が両手をひざに置いて、私の電話の話に聞き入ろうとこちらを、
じっと見てるのが目に入った。

‘もうだめじゃない・・・。’

脳は、酸素や血流が5分絶たれたらおしまいなのである。

生き返るという希望と長い介護などの負のスパイラル(らせん状)におちいりそうだった現状が、
スパッと終了した瞬間だった。

電話を代わった母が喜々として、
「先生がすぐ来てくださいって♡」と私に言った。

.

‘何のために、病院へ向かっているのだろう・・・?’

疑問に思いながら車を走らせてると、後部座席から母のブツブツとお祈りをあげてる声が聞こえてきた。

母は、まだ、先生に見せれば生き返ると期待しているのだ。

わたしはちょっとイラついて、

「もうレオンはダメだよ。脳に酸素や血流がいかなくなってから5分以上経ってるから。
助けようと思ってるなら、この移動中のさなかでも心臓マッサージ続けてないと!」

と言ったら、「そんなのわかんないよ!黙って!」と怒られてしまった。

母は、脳がどうなったらダメになてしまうか全然知らないのだった。

だから、電話の最中に何のことかわからず、マッサージの手を止めてしまったのだ。

とはいえ、素人の私の心臓マッサージがレオンの脳まで効いてるようにも思えなかったが・・・。

.

先生は、腎臓病の子は、高血圧になりがちだから、脳溢血(のういっけつ)などになったのだろう、と言った。

脳溢血体験者の話に、「頭を鉄の棒でなぐられたような激痛がした」と、聞いたことがある。

レオンの悲鳴は「やめてよ!やめてよ!」と言ってるように聞こえたから、
はじめ心臓発作を疑ってたものの、脳溢血に違いないと思う。

思い返してみれば、半月ほど前にも「やめて!」といった悲鳴にも似た、
レオンの寝言を聞いたことがあった。

一声だだったし、そのあとは何ともなさそうだったのだが、もしかすると、
これが前兆だったのかもしれない。

レオンは、いつもどこか人目のつかないところで長い時間寝てるので、
この最後の声を聞き逃してたらば、数時間は気が付かないままで、
「老衰で亡くなった」と思ってしまっただろうと思った。

レオン(オス)15歳。腎臓病発覚から1年も満たず天国へ。

大好きなエサもこの頃では、腎臓病で食欲がなく、半量しか食べられなくなっていたので、
ごはん大好きレオンにとっては、ちょうどいい現世との別れだったのかもしれません。

死の直前まで、普段と変わらぬ様子で、ごはんを食べたり、家の中を散策してたことだけが、
私たちの心の救いとなりました。

思い出のレオンアルバム

3(2013年6月)
「どうしてアリスばっかりかわいがられるの!?」とやきもちからアリスにケンカを売るレオン。

4(2013年5月)
「アリスがかわいがられるのは、ひざにのるからだ!」と気づき、
密着が嫌いにもかかわらず、アリスのマネしてむこうずねに乗るレオン。

5(2013年5月)
別の日も「頑張ってみた!」、のレオン。

6(2014年12月)

お気に入りの寝床「レンジの巣箱」。
レオンは、アリスと違って、足台としておいてあるデスクチェアのぐらつきが嫌いで、
土台のしっかりした棚やテーブルをつたって巣箱に入っていた。
本気寝の夜によく愛用していた。

レオンの本当の飼い主である姉が、しらせを聞いて、
1時間後に、遠くの住まいから、かけつけてくれました。

レオンの葬儀(火葬)は、2日後の月曜日の11時。

それまで、寒い北側の部屋に置くことにしました。

姉が帰ってから1時間後の夕方3時半に、こたつに引きこもっていたマリアが、
いきなりレオンのもとに走って行きました。

北側の部屋を隔てるガラス扉を開けた途端、マリアが私の足元をすり抜け、
開け放していた北の部屋に直行したのです。

さもそこにレオンがいることを知ってたかのように・・・。

マリアは、首をのばして、箱の中に横たわるレオンの顔をじっと、のぞきこんでいました。

きっとマリアはコタツの中で、何が起こったのか考え、理解し、
ようやく意を決して見に来たように見えました。

レオンはこのところ、大嫌いだったはずのマリアと仲良しになっていて、
電気ストーブに一緒にあたったり、マリアの首のうしろをなめてあげたりして、かわがっていいました。

マリアは、昔からレオンと友だちになりたがっていたので、ほんとうに幸せそうだったのですが、
長くは続かず残念です。

アリスは、死んだレオンを見に行きはしなかったが、
やはり理解していて、ふだん以上にエサを食べようとしませんでしたし、
寝床のカゴの中で丸まり、なでても顔をあげず、石のようにじっとしてるばかりでした。

過去にも何匹かペットを見送りましたが、
レオンのように寝顔に見える死に顔は見たことがありません。

苦しみも一瞬だったせいか、ほんのり微笑んでいる顔に見えるのです。

追記①:

次の日とその次の日、アリスは一日何度もレオンの巣箱に入っては、丸まって眠っていました。
レオンの残り香に包まれつつ、レオンとの思い出を振り返り、別れを惜しんでいるようでした。

1

追記②:2015年2月21日(土曜日)

レオンが亡くなって、ちょうど1週間がたった。

レオンはふだん、日中、隠れるように物陰で眠ってることが多かったので、
死んだあとの喪失感は、そんなにないのではないか、と思ってたが、そうでもなかった。

毎日の習慣の中に、レオンの存在は、いきづいていた。

実家に着き中扉を開けると、まず、マリアが「早くドアを開けて!会いたいの!」と、
二本足で出迎える姿が目に入る。

次に、左側を見ると、寝処のカゴに入ったアリスを確認。

さらに次に窓辺を見れば、たいていそこにレオンがひなたぼっこしてる姿があった。

そこにいない場合は、隣の部屋のベッドの上。

それでもいない場合は、押し入れに入っている。

場合によっては、台所のテーブルの上で、猫缶のおこぼれを待って座ってることも・・・。

病院に連れて行かれると勘違いして、テレビの後ろのコーナーに挟まってるのもしょっちゅうだった・・・。

レオンが死んだとわかっていても、アリスを見た後に、
今まで通り無意識にレオンを探してしまう自分がいるのだった。

レオンの治療に関しては、出来ることのことはしてきたと思うから後悔はないけど、
レオンの話を口にしようとすると、まだ、瞬間的に泣きそうになってしまって、
まだ、立ち直れない。

.

マリアはこの日、2月21日、レオンを探した。

午前11時50分、ふだんならレオンはどこかで寝ている時間。

マリアは、レオンの姿が見えないので、押し入れにいると思い奥に入ると、
叫び声にも似た大きな声で、2度鳴き声を上げたのだった。

‘レオ~ン!どこにいるの~!!’

もちろん返答も反応もない。

マリアは、しばらくぼーっと立ちすくむと、レオンのお気に入りだった青いカーテンに横になった。

なんて悲しい表情。

Photo

ひなたぼっこするには、十分にスペースは開いているのだが、
マリアは青カーテンのそばで丸まっていた。

2

ずっとこの表情、心の中で泣いているのだろう。

3

しまいには、見事なまでに、きっちり、レオンの青カーテンにくるまっていた。

4

中をのぞくと、こんなかんじ・・・。

まだ、レオンの匂いが残っているのかな?

.

このところ毎日、夕方4時ごろになると、アリスは押し入れに入っては、すぐ出てきて、
おろおろしながら、周りを見渡している。

いつもこの時間になると、レオンが起きだしてきていたので、アリスは、
「おかしいな?どこにいるんだろう?」と、探しているようだ。

いないとわかると、今度は、電気ストーブの前に悲しげな様子で横になるのだった。

日が落ちると、肌寒くなったレオンは電気ストーブに当たりに来ていた。

私と同じように、猫たちも、レオンの日々の行動癖を、同じ生活空間の中で、
覚えてしまってたんだな、と実感するのだった。

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