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2015年12月 1日 (火)

虐待・心の傷と闘うを見て

2015年11月10日に放送された「ハートネットTV」は、
親からの虐待で苦しめられた女性たちの体験談特集だった。

登場した彼女らは、幼いころからずっと、些細なことや、理由もないことで、
親から、馬乗りでなぐられたり、けられたり、悪態をつかれて子供時代を育って来てたことを、
涙ながらに話していた。
中には、不妊治療で誕生したにもかかわらず、実の父から性的虐待を受けていた女性も。
今はみんな、20歳のころに親元を離れ自立しているが、
30歳前後になってもなお、心の傷は癒せないでいる。

虐待のことは、理解していそうで、理解できていないものだ。

虐待はなぜ起こるのだろう?

彼女らが長い間考えたあげく導きだした答えは、

①親が思い描く、理想の家族にしたかった。→親のイメージした通りに子供が行動しないので殴って正そうとした。

②親も虐待で育ってきたため、虐待以外の子どもの育て方がわからない。

③子どものありがちな駄々っ子行動が、自分を困らせようと意地悪をしてきてるようにしか思えない。

ということだった。

専門家がいうには、「無力感がある人(親)が、子を支配することによって、自分の優能性を回復しようとする」
だから、
「親自身が生きるために、子どもを利用するので、子どもは人生を奪われることになる」
ということらしい。

「子どもは自分の分身」と言ってる人を、テレビのインタビューなどで見たことがある。

私の母も、私のことを「分身」と思ってるふしがある。
私がいない時に、母に起った出来事を知らないでいると「なんで知らないの!?」と声を荒げるのだ。
母の知ってることは、私が知っていないとおかしいらしい。
母とは性格が対照的なのに、母と同じ人生を歩ませようと強要するところも腹が立つ。
(補足:母にも良いところはありますよ)

このテレビ番組の特集を見た、視聴者のコメントに、
「この番組を見て、自分のされてたことが虐待だったと知りました」
というのがあり、私も思うところがあった。

登場者のひとり「まゆ(22歳)」の話が、私の体験と一緒だったのだ。

まゆさんの体験談:

「母親の性格が嵐のようで、気分が良い時と悪いときの差が大きく、中間がない。
「殺してやる!」とはさみを向けられたときは、腹立つというより悲しかった。
常に親の機嫌をうかがっていた。正論を言ったところで通じない。
親に理想があるみたいで、どこの学校にいれたいとか、私をその通りに動かせようとした。
親の言いなりの小、中、高、大に行った。
着せ替え人形のように、自分が気に入った服を買ってきて、娘に着せて喜んでいた。
ただそれも一過性のもので、すぐ飽きて。
大学に入り、家を出た。
でも、やりたいことが見つからない。
今までの人生で自分の道を切り開いたことがないというか、
自分がしたいことをしたことがなかったので、、今一気に解放されても、
何がしたいのかわからなくて、よけいにそれが生きづらい。
友だちには夢があるのに、自分には何もないのが、うらやましくて、死にたいほどつらい。
就職もうまくいく気がしない。人間関係のはじまりって、やっぱり親との関係。
一番小さなころに身近な人間関係って、やっぱり親との関係だと思うんで、
私の場合、そこがつまづいてるわけで・・・。
ずっと親の機嫌ばかりうかがって、言いたいことも言えずに、
相手が望む通りの答えしか返せなかったりとか、その人間関係に対する姿勢が、
場をかえて、誰に対してもそういう姿勢になってしまったり・・・。
親に「責任とってくれ」と言ったけど、こんなにも真剣に訴えても聞き入れてくれなかった。
ガッカリと怒り。ころしたい気持ち。」

親の私への対応を「虐待」とは思わなかったが、社会に出ての違和感や生きづらさは、
きっと、そういうことなのだろう。
すりこまれた母のファッションセンスや考え方から脱するのに、そう、本来の自分の生き方を見つけるのに、
私は、40歳近く、つまり20年かかってしまったのだった。
ばばぁになってからじゃ、もう人生も終わりで、なにも始められやしない。

それにしても「虐待」と表現は、さらにいっそう、みじめさを感じる。
私は、ずっと「親子不和」と思っていたから、「親子不和」と思いたい。

読売新聞で「‘母が重たい’悩み続ける娘」(2015年4月19日の記事)で、
母と娘の不和の体験談特集があった。

「何もできないくせに」「バカ、不細工」 幼いころから見下されるように扱われた。
結婚し、離れて暮らすようになると、電話で延々と父の悪口を吐き、
「お前はいいね」と責める。病気になると毎日のように呼ばれる。まるで家来のよう。

私を孤立させ、思い通りに動かそうとする・・・など。

「母が娘に、不満の聞き役、避難場所、夢の代走者、人生の同志、
と様々な役割を押し付けている」  
------記事から

このところの世の中の母娘は、距離感がつかめず、こういった粘着質関係になってしまってるのかもしれない。

「虐待は洗脳」・・・・・という意見があったが、私もそう思う。

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