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2016年1月 9日 (土)

自宅で猫に皮下点滴の記録

※かなり長文。製作にかなりの時間を費やしたため、影投稿でなく、ふつうにUPすることにしました。

飼い猫アリスは、18歳。

腎臓病末期で、水分を体に保持することが困難な状態だ。

自力で水を飲むことが出来ず、かといってスポイトで飲ませるとあっぷあっぷして苦しそう。

11月に入ってからは、間隔を40時間開けるとと脱水症状になるので、毎日の点滴となった。

そんなさなか、冬休みの時期がやってきた。

動物病院も例外ではなく連休になり、12月30日~1月3日までが完全休みという。

お盆の連休の時のように10分だけ病院を開けるというわけにもいかないようで、
私は、自宅で、アリスに点滴をしなければならなくなった。

12月27日 「点滴講習 1回目」 

点滴の針を刺す

  親指、中指、薬指で三角すいを作るかんじで、首後ろの皮膚を持ち上げ、真下に向けて点滴針をさす。
  背骨の線から右か左にずらした位置にすれば、針による脊髄損傷の不安はない。

おそるおそる針を刺したら、何かを突き抜けるたびプチプチという感触があってうわっておののいた。
針つながりじゃないけど、子どものころはレコード盤を痛めそうでレコードに針を落とすのも出来なかったし、
風呂のガスを点けるのも怖くてできなかったし、
フナの解剖は一人悲鳴を上げまくるほどだったから、
針を刺すだけだけど、いろいろ悪い想像してしまって、身震いした。

一度刺した針が反動で抜けたりして、なかなかうまくいかなくて、3回も点滴針を刺すことになってしまった。
アリスは、「いったい飼い主は何をしてるのか??」とけげんな顔で振りかえり「にゃぁ!」と文句を言われた。

.

12月28日 「点滴講習 2回目」

点滴の手順を覚える 

①点滴ボトルを人肌にチンする。
②ケースに点滴ボトルを入れ、チューブをつなげる。
③チューブの中の空気を抜く(体内に空気がはいらないように)
④患部を消毒して針を刺す。
⑤液を出し終えたら、針を抜き、患部を消毒コットンでおさえる。

昨日に引き続き、点滴針を刺した。脳内復習したので、一発で成功した。

.

12月29日 「点滴講習 3回目 (最終)」

点滴セットのチューブのつなぎ方をおそわる

点滴針を刺し、液を右手に持って、点滴を止めるところまで一人でやった。

チューブのつなぎ方を教わったが、途中「?」というところがあったが、
でも何がわからなかったのかがわからなかったので、聞けなかった。
会計の時に、5日分の点滴セットを受け取った。

1 点滴セット

「点滴代」 

1620円×6日分(この日の分も含む)=9720円

自宅でやるのだから、1回分が500円くらい安くなると思ったのだが、変わらなくてがっかり。
点滴の圧力機の貸出料が入るのだろうか?

検索したらば、1回1000円と載せてる人がいて・・・・・・まったく・・・・・・・わが県は・・・、

全体的に動物医療費が東京より1.5倍ほど高めなんだよ(怒)!!

12月29日 「自宅で本番。初、猫に皮下点滴をするが、、超ストレスにさいなまれる」

午後2時に実家へ到着。
途端に、皮下点滴のプレッシャーに押しつぶされそうになる。
4時にやるつもりだから、それまでに気持ちを作っておこうと心の中で予定たてる。
何度も脳内シュミレーションをすればきっと大丈夫・・・・・・のはずだったが、
着いた途端に、母におせちの具材の買い出しに車での送迎を無理じいされる。
その最中、駐車場に置いてた私の車の運転席のドアが30㎝も開いたままになってて、絶句。
母が車から降りたのを見計らって、車のロックを確認するためドアを引いたのが、
ロックされてなくてこの状態になったのだろう。
なんのためのロック確認だったのかと自己嫌悪。
人生初の失敗。
点滴のストレスで、脳が混乱してるのかな?

母は、私の不安など知らないから、買い物から帰宅すると、
のんきにあちこち電話かけて今日買ったおせちの材料を報告して楽しんでいる。
そしてそれが終わると、母は、動きで落ち着きなく家事をしだした。
私は、車の出来事で落ち込み、アリスとコタツに潜って、気持ちを立て直しを図った。
が、母に「猫にご飯をやる時間じゃないの!?」と怒鳴られ、気分づくりは台無し。
しばらくして、ガチャガチャした存在の母が仮眠したので、ひとり点滴を始めることにした・・・。

「現実は予期せぬトラブルがつきもの」

9

孤独に、動物病院で教わった通りに点滴セットを組み立て、
先端の針をアリスの皮膚に刺す。

アリスは首の皮膚をつままれた途端に不愉快な顔をして、
私の左手を噛み噛みして抵抗した。
(甘噛みなので、まったく痛くない)
『病院の点滴のマネごとはやめてよ!!』と言いたげだ。
アリスに心の準備をさせてあげてないことに気が付いたが、6
ここでやめたら、私の心が折れそう。

そして、液を流し始めたら、なんとチューブのつなぎめから液が漏れだした。
プチパニック!!
漏れてるとことろ押さえたら今度は反動で点滴針が抜けてしまった。
もう、頭は大混乱!
慌てふためきすぎて針で親指を刺してしまい、血がポタポタと止まらない。
急いで液を止め、もうどうしようもなくなって、
手伝ってもらうために、母を起こした。


問題は、チューブをつなぐとき、疑問がわいた、
中間の注射針の存在だ。
やはり、これは、いらないものだったのだ。

5

「取り外す」と言った説明を受けた記憶は完全に欠落しているが、
講習の時に、もやっとした個所はここのことだったのかもしれない。

針を取り外してあらためてチューブとチューブをつなげたら、しっくりきた。

母は、起こされて不機嫌になりながらも、アリスのためにと手伝ってくれた。
母には、ゴムポンプで空気を点滴ケースにおくることをたのんだ。
おかげで私は、皮膚に刺した針が抜けないよう見張ることと、
チューブを閉じることに専念できるようになった。
やはり、あてにならない相手でも、いないよりはましなもんだね、と思う。

結局、私が下手なばっかりに、アリスには5回も針を刺す羽目になってしまった。
ごめん・・・アリス。

✿ 「私なりの点滴のやりかたのコツ」

①点滴をぬるく(‘冷たい’と思わない程度)に温める。

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②チューブ同志をつなぐ。中間にある針は取り外す。

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③開閉のネジを閉めておく。(狭い方が「閉」、広い方が「開」)
  液袋にチューブを刺すと液が流れ出して、あせるので、
 あらかじめここを閉めておくと安心。

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④ゴムポンプをで、圧力機のメモリを4.0にする。

1210


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⑤チューブの中の空気を抜くために、クランプをゆるめ、
 先端の針から流れがスムーズになるまで液を若干捨てる。
 でべそみたいなところにも空気が残ってることもあるので、
 ちゃんと確認して残ってれば外に出す。

7_2



⑥点滴筒を2回ほど、つまみ押し、液をラインのところまで上げる
 (点滴終了のときに空気が針先まで到達しない為の時間稼ぎになる?)
 再度、針先から液を少し出して空気が入ってないか確認。

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⑦点滴針を刺すために、
 背骨の位置からすこし横にずらした首後ろを、アルコールで消毒したら、
 左手の(左利きなら右手)人差し指、親指、中指で三角すいをつくるように、持ち上げる。
 針を下に向けて刺し、左手を放したら、ネジを開いて液を流す。
 針先が突き抜けて液が体外に出てしまうことがあるので注意。
 (背骨の位置からすこしずらすことで、骨髄を損傷させる不安をしないですむ)

14....

⑧液の終わりが、点滴筒のところに到達したら、ネジを閉にする。
 アルコール脱脂綿で押さえながら針を抜き、10秒ほど、傷口がふさがるまで押さえる。

17 しまむらで買ったばかりの黒猫の3帖ラグ、2000円。アリスがいっぱいheart04

もう一匹、飼い猫にマリアがいるのだけど、
点滴支度をはじめると、私の緊張が伝わるのか、
急にご飯をねだったり、トイレに入って「うんちがでたよ!」と毎回さわいだりして大変でした。
流血騒ぎの時には、目を輝かせて、
針がむき出しの点滴セットを載せたテーブルに飛び乗ろうとするものだから、
母にマリアを押さえてもらわねばなりませんでした。

詳しく点滴のやり方を知りたい方は↓

http://www.gyaos-kingdom.com/info_fra.html (ぎゃおす王国)

質問コーナーで紹介されてました。

2016年1月5日。

病院での点滴の予定だったけど、体全体がぶよぶよして、体がむくんでいることがわかり、
直前でやらないことになった。

体重が日増しに重くなり、2.8㎏になっていたが、先生は「これは異常だよ」という。

どうやら、ついに、腎臓が尿を作りづらくなり、体内の水分の行き場がなくなってきてるらしい。

点滴は、意味なさなくなってきているのだ。

連休、心休まることなく、点滴を頑張ったのに・・・。

会計が3000円越せば、福袋もらえたはずなのに、このタイミングで・・・?

よだれ、吐き気がおさまり、食欲旺盛になって、カリカリが食べられるようになったのになぁ・・・。

看取る心構えは1年前から出来てたつもりだけど、
回復しかけた直後の絶望は心にこたえる。

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