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2016年4月12日 (火)

猫のリキ君、旅立つ

2016年、4月4日の朝を最後に、野良猫リキ君は姿を消した。

毎日、朝夕とご飯を食べに来て、我が家の野良猫ハウスで、数時間くつろいだりしてたのだが、
ぱったり、来なくなった。

丸一日来なくなった時点で、理解したよ。

リキ君が、生きるのをやめたってこと。

.Cimg6577 2014.2.14 一本杉でのひとりぼっち生活

昨年の11月から少しづ食欲が悪くなってきて、
今年の3月14日には、白血病と猫エイズ、腎臓病の発覚。

Cimg6581 2014.2.14 雪の一本杉で

週2回の皮下点滴をしたり、腎臓病の薬も飲ませたけど、
食欲の低下は、止められなかった。

リキ君がかろうじて自ら食べられるものを、いろいろ買い求めたけど、
4月に入ってからは、カリカリはいっさい食べられなくなった。

一日の食事は、数時間かけて、がんばって、レトルト1つか2つ。

大きな体には、全然足りない量。

もともと6.3キロあった体重は、1ヶ月足らずで、5.2キロまで下がってしまっていた。

5キロは、体重があるように思えるけど、体をさわると、フサフサした毛の下に、
ゴツゴツトした骨の感触があった。

もうこの体重が、限界だったんだね。

Cimg6939 2014.3.4 エサの施し

Cimg6940 「がぶっ☆」 待ちきれなかったのね

長い毛で隠れてたけど、他ネコとの死闘で受けた傷が膿んだところが少なくとも3か所もあって、
いなくなる前日には、口臭がすごくて、生の鶏肉に似た異様な匂いがしてた。

体はもう、外も中もボロボロになってたんだ。

Photo  2013.10.4 一本杉で 夜もひとりぼっち

2年前の野良猫マイケルの時もそうだったけど、
リキ君も、失踪する2~3日前からエサを食べにくる回数が減って、一日一回になった。

そして死ぬ場所を探しているのか、他のエサ場なら食べることができるかもしれないという
わずかな期待から見て歩いてるのか、
意外な場所で目撃されたりした。

Cimg8596 2014.5.31 我が住宅地に移住

Cimg8597 「にゃぁ(よろしく)」

Cimg8599

エサを目の前にして、一口も食べることが出来ない自分の体に、リキ君は、
「死」を受け入れざるを得ないという「あきらめ」を悟ったのかもしれない。

Cimg0745 2014.9.16先住ネコ、くびわとのいさかい.

誰にも見つからない、静かに死ねる場所へ・・・。

水と食べ物を断ち、心静かに、その時が来るのを待ちつつ、森深い場所で、独りうずくまる。

即身仏になろうとしている僧と同じ心持ちで、自分と自然に向き合う。

聞えるものは、草木の揺れる音、鳥のさえずり、風の音・・・。

徐々に傷んでいく臓器は、苦痛をともなうから、けして、眠るようにとはいかないだろう。

私たちが、笑い、楽しみ、おいしく食べてるこのときに、
リキは、独りで、死と向かい合っているのだと思うと、悲しみが押し寄せてくる。

Cimg4686 2015.8.30 くびわと友に.

私たちは、面倒みているぶん、出来る限りのことをしてあげなければと考える。

けど、野良猫たちは、人間に、なんとかしてほしいという期待はしていない。

野良猫は、自分の死期をさとると、自分のタイミングで姿を消す。

飼い猫のように、自由に死ぬことは許されず、長い闘病を強いられるよりは、
このほうが、幸せなのかもしれない。

リキ君を、家の中に隔離して看取るというやり方も頭では浮かんだけど、
広い世界で生きてきた猫には、これは、つらい生き方でしかない。

Cimg4328 20157.13 くびわは親友

リキ君がいなくなったことで、私たちは、リキ君の、苦しみと悲しみに満ちた、
すがるような目を見ずにすんだ。

そのせいもあって、ありえないことだが、心のはしでは、リキがふだんどおり、
どこかで生きてることをイメージしてしまう。

死ぬまで、どのくらいかかるのか、

リキ君が今も死に向かって耐え忍んでいるとしたならば、
私たちに出来ることは、ただただ、彼のために祈るだけ。

どうか、苦しみませんように・・・。リキ君にやすらぎを!!

.Cimg5822 2016.2.11 お互いを必要とする関係

あまりにも急速なリキ君の失踪と終焉に、気持ちが追い付かない。Cimg6293

いろいろ男前だった、リキ君。

強すぎるあまり、ケンカを挑まれる日々で、
これさえなかったら、もっと長生きできたのにと思う。

マイケルに続き、リキ君という親友をなくした、くびわ。

うすうす異変に気付いているけど、死んだだろうことは思ってない様子。

リキが、そろそろ来る時間と、くびわとちびは、遠くを見やる。

日増しに、季節は暖かくなっている。

リキ君と身を寄せ合って温まっていたことなど、忘れていくだろう。

リキ君は、ただ、多くのオス猫がするように、新天地を求めて引っ越しただけ、
そう、くびわが気軽に考えてくれれば、と思う。

.Cimg0707 2014.9.15 ここは落ち着く

リキ君の年齢は、4歳になったか、ならないかくらい。

本当の名は、「こむぎ」。

Cimg4669 2013.10.3 一本杉で

幼少時の名前が「リキ」で、
「こむぎ」という名前で近所周辺から愛されてた。

この地域の、アイドル猫。

いままで、ありがとう。

そして、さようなら。

思い出は、いつまでも・・・・。

Cimg8604 2014.5.31 「ボクは幸せだよ」

.

.

残ってしまった、

リキ君の、飲みかけの腎臓の薬。

Photo

ほとんど食べられなくなったリキ君のためだけに買った、大量のレトルト。

350 間違って犬用のレトルトも・・・。

.・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

数日、泣きながらリキ君の思い出をまとめ、予約投稿に完成させた。

マイケルの出来事があったから、そうだと思ったんだ。

・・・・・・・。

つまり、

・・・・・・・・。

つまり、

なんと!!

リキ君、5日ぶりに、戻ってきたんだよ。

どこで、どう生きていたんだか、

ガリガリだと思ってた体は、少しばかり体重増加してて、

レトルトも、一袋、ぺろりと平らげた。

カリカリは、あいかわらず食べられないけど、最後に見た時より元気。

誰かに、囲まれてたのだろうか?

ともかく、くびわも、ちびも、嬉しそうなのが、嬉しい。

はなやかさや、にぎわいが戻ってきた。


Cimg6401 2016年4月9日 戻ってきた直後

と、喜んだのもつかの間、
この日を最後に、リキは、本当にいなくなった。

別れのあいさつに来たのかもしれない。

(おわり)

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