マリアの動揺した日
2015年11月12日。
アリスは、どことなく苦しいようで、家の中をうろうろしては、横になり、
すぐに立ち上がると、落ち着ける場所をさがし続けていた。
つらく感じるのは、寝床のせいといわんばかりに、うろうろ。
マリアは、その様子を見て、動揺して、プチパニックに陥っていた。
皮下点滴の間隔を2日開けていたのだけど、脱水症状になってしまってるらしかった。
2週間前から、なんとなく口からアンモニア臭がして来ていたのだが、
週2~3回の点滴ではもう、毒素が排出できなくなってるようだった。
初期のころに医者が、「終わりのころは毎日点滴になるよ」といっていたが、
その時が、来てしまったようだ。
点滴の必要性が、いまいち実感できてなかったが、こんなにつらそうならば、
毎日でも打ってあげないと、かわいそうすぎる。
ただ、この日は、動物病院が定休日で、点滴をすることができない。
アリスは、自力で、水を飲もうと試みた。
いつぶりなのか、たぶん、1年ぶりに、アリスは水の前に座った。
しかし・・・。
✿
アリスが3月1日に亡くなって20日くらい過ぎたころ、
マリアの声が、しゃがれていることに気が付いた。
数日たっても、老婆のような声は治らない。
母が、病気を心配していたが、ストレスが原因だろうと結論になった。
.
ネコのしゃがれ声の原因は、
①鳴きすぎ
②ストレス (時間が経って、2週間前に起ったことが原因のことも)
・独りで過ごすことが増えた
・環境が変化した
・新しいペットを飼いだした。
・体調が悪いことへのストレス
③病気 (のどや鼻に症状が出る)
・喉頭炎、気管虚脱、猫伝染性鼻気管支炎
ほぼ、1年の間に、2匹の家族のネコが死んでしまい、
マリアは、ひとりぼっちになってしまった。
人間よりも、ねこ同士で遊ぶ方が好きなマリアだから、なぐさめようもない。
毎日、レオンがよくいた押し入れを探し、
晩年のアリスが一日のほとんどをすごしていたコタツの中に、耳をそばだてている。
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