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2016年7月10日 (日)

中村正人のドリカム愛

「関ジャム」 2016.7.3放送から

◇吉田美和はどんな人?◇

吉田美和は難しい人。

扱いにくい人間ですから。

(Q、陽気な明るいやさしい人、少女がそのまま大きくなったイメージですが?)

そのイメージは間違いないですね。

ただ、僕に対しては、「極悪の極み」ですよね(笑)

俺のこと嫌いなの?って思う。

でも、嫌いでも続くんですよね。

僕がものすごく短気で、「コノヤロー、バカヤロー」で、レコーディングでやってるので、
しょちゅう音楽でぶつかると言うよりも、人間として許せないんですよ(笑)

◇吉田美和の才能に惚れこんだきっかけは?◇

たまたま僕がバイトで演奏に行ったところで、当時、彼女が歌ってたんですよ。

あまりすごいって思わなかった。

すごい暗い子で。

たまたま電車で一緒に帰る時があって、
僕も業界で働いてまして、彼女は7つ下ですし、
「どうなの?曲なんか書いちゃうの?」て聞いたら、
「いっぱい高校時代から書いてある」と、「週に一度の恋人」をアカペラで歌ってくれたんですよ。

そのときの雷に打たれた感じ(ったら)・・・。

それまでは、僕も作詞、作曲してたんで、「オレが一番だ!」くらいの勢いだったが、
打ちのめされましてね、「あぁ、そうだ、コレで食っていこう」と思った。

絆(きずな)は深かったんですね。

絆って、ふしぎと好き嫌いを超えるんですよね。

人間として許せなかったり、大嫌いでも、
なんというか、戦友・・・というのも変ですけど。

◇吉田美和の曲は神との対話から◇

30年前に「中村さんには歌と作詞の才能がない」と言われた。

それが、決心というか、僕の居場所を教えてくれたというか・・・。

(それで曲作りに専念できるようになった)

逆に、吉田の詩に対して、一番理解が薄いかも。

音ばっかり考えてる担当なので・・・。

(吉田の詩に対して)全然違う解釈をしているときはすごく怒られる。

「どういう意味なの?」って聞くことさえ、おかしい。

言いたいことを歌詞の中で言ってるから、聞かれると困るらしい。

吉田には音楽の神様がいるらしくて、神様と話すことが多い。『降りてくる』(という状態)

横断歩道でバッと立ち止まり、「紙~、紙~、紙~!」って言うから、
渡すと、詩をぱ~っと書いて・・・、かっこいいでしょ?

寝てる時もバーッと起き上がったりする。

寝てる時に詩が降りてくるから、ベッドサイドにはメモが置いてある。

神様から降りてきたものには、メロディと詩が同時に出てくるので、
(吉田は)他のメロディに詩を付けたことが無かった。

(ドリカムの基本的な楽曲製作  吉田美和:作詞、作曲 中村正人:アレンジ)

基本吉田さん合わせですけど、
僕が一曲完成させないと神様が降りてこないという卑怯な場合がある。

(吉田の作詞作曲が)締切に間に合わないとき、
(間に合わせで僕が)パ~っとアレンジまで完成させて「どう?」と見せると、
「う~ん・・・詩が乗んないかも」とボツ。

でも、その晩くらいに電話がかかってきて、「まさくん、何か来た!」(といって歌が出来上がる)

最近は、吉田に神様を来させるために、僕がボツになる曲を一曲書くという、誘い水に。

「詩が乗らない」って言われたらおしまいですから。

◇もっと、ドリカムを1億%売りたい◇

吉田は比喩の天才なんだけど・・行間を読ませる詩をずっと書いてて、
それは彼女の音楽の神様と彼女が一番得意とするところだと思う。

だけど、(いま時代は)着うたや着メロとなって、45秒や15秒で伝えなきゃならない時に、
比喩表現が通用しなくなって、まわりくどくなって、
「比喩というよりも直接的な言葉で書くのはどうだい?」って言ったら、
めっちゃ怒られた(笑)

自分のためだけの音楽はそれですばらしいけど、
僕はどうしてもヒットさせたい。

吉田の歌が世の中に伝わってほしいんですよ。

そのためには天才を入れるものをがんじがらめに作らないと・・・。

天才って、あっちこっちに行っちゃいますから。

がんじがらめにしたほうが、天才肌の人は、良いものができる。

僕は、テレビ大好きで、テレビから吉田の歌が流れてほしいと思う。

(僕は、吉田の)熱烈なファンのわりには、詩の解釈がやばいんですけど・・・(笑)

◇解散の危機◇

95年に「ソロアルバムを出したい」って言われたんです。

「ソロアルバムを出したい」は、ドリカムをやめたい、に近いんです。

「もう中村さんのいうことは聞きたくない」「もう中村さんにはプロデュースされたくない」
「自分の音楽を好きに作りたい」 (という彼女の思い)

最終的にプロデュースしたけど、最初、僕外されてた。

‘僕の仕事は終わったな・・・’って思った。

「吉田が僕を必要としていない」「僕の枠に入っていたくない」「自分を試したい」

‘ついに来たな・・・’(ドリカムの解散)も考えますね。

結局、レコード会社の事情もあって、お願いしてたプロデューサーがダメだったんですよ。

それでしょうがないから、「中村さん、やる?」(って言ってきた。)

「はぁannoy」って思ったけど、「うん・・・そう・・・?」って答えた(笑)

(僕でも)ちょいちょいドリカムを辞めたいと思う(ことはある)。

「力が足りない時」と「吉田にめっちゃ頭に来た時」----・・・
彼女は、僕という人間が一番傷つく言い方をする天才なんですよ。

急所をつくというのか、ねじ込んでくるのがうまい。

僕が100攻撃すると一言だけ、ぎゅっと止めを刺してくる。

そんなときは「やめてやる~~!!」って思う(笑)

◇名曲 LOVE LOV ELOVEの秘話◇

(中村が作詞作曲した曲をもとに誕生した歌。)

これだけです、僕が自慢できるのは。

吉田がはじめて「愛してる」という言葉を使った曲。

それまでは、彼女は‘愛してる’ってすごくいいたくないって言ってたの。

(テレビドラマの作曲にあたり)、
(これはデビューの頃あたりに)僕のオリジナルで、デモテープは作ってあったの。

吉田には忘れられていて、あのドラマの主題歌を考えてた時に、
「あの『ホワイトデー』の曲って覚えてる?
あれが主役の方につけるのに、いいメロディだから、どうかな?あのメロディ・・・。」
(と言ったら)

「ちょっと待って・・・(と考え)、あ、これ主題歌だ!」って、
「あ、‘ねぇ~ど~して~♪って来た!!」 と。

歌詞があがってきて、すばらしいなぁと思って(吉田のデモテープを)聞いてたんだけど、
「ル~ル、ルルル~♪」ってとこ、僕、すごくいい詩のせてたんだよね。

(でもそれがなんだかは)絶対言えないです。墓場まで持っていきます(笑)

「ル~ル、ル~ルル♪」(の変更に)すごく驚いたんだけど、レコーデイングすればするほど、
「ル~ルル~ルル」がとてつもなく、せつなく響いてくるんですよね。

行間というか、言葉に乗せられないほどの、言葉にならないせつなさ・・・?

「LOVE、LOVE、愛を叫ぼう」のところも、もともとはそこはなかった。

レコーディング後、なんか物足りないなぁと思っていて、

「あ、来た!!」って、緊急レコーディングし直した。

◇中村正人の夢◇

吉田は1億%売れる。

90年代の曲が皆さんの思い出に残っているので、
なんとか、2000年代の曲を残したいと思っている。

(ドリカムは)これから、ですかね。まだ(吉田美和を)売り切ってない。

これからが、楽しみです。

✿~~✿~~✿

「ルルルルル~」というところは、「あしたのジョー」の秘話を思い出しました。

歌のテストの時に歌詞を忘れた尾藤イサオが「ルルル~」でごまかしたら、
こっちのほうがいいと採用されたと、本人が語ってました。

.

天才ではありませんが私も‘神の手助け’で「ねこつぶ」のセリフを書きこんでいます。

言葉が降りてくるのです。

ですが、3回くらいセリフを当てないと降りてこないのです。

追い詰められて、ようやく来てくれます。

「そのわりに、あの出来?」と思われるでしょうが、
断片的に届けられたものをまとめる能力が必要で、そこが私は未熟なのです。残念ながら。

降りてこさせるためには誘い水が必要なんです。

材料を持ってきて、「これでどうにかしたい」とみせないと、教えてくれません。

エジソンが、「天才は1%のひらめきと99%の努力」と言っていましたが、

そういう事でしょう。

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