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2016年8月21日 (日)

長いわだかまり

「中継ぎ」  双方の間に立って事物を取り次ぐこと   ~広辞苑から~

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初夏、姑の姉の旦那さんの葬儀があった。

数回しか会ったことがないが、とても感じがいいかたで、結婚式の仲人もしてくれた恩があり、
私も参列することになった。

一日目の通夜は、午後2時から自宅にておくりびとの死化粧などを見届け、出棺。
斎場で告別式をやり、通夜ぶるまいのお弁当を食べ、自宅に帰り着いたのは、夜の7時半ごろだった。

二日目、朝6時45分に家を出て斎場に向かった。
朝10時に火葬が始まり、その間に食事をしながらの雑談。
午後1時から葬式で、多くの方が集まった。
今どき珍しく、昔方式の盛大な葬儀だった。

式はまだ続いてたが、ツレの夜勤があるため、精進落しの食事をとらずに帰った。
自宅に着いたのは、午後3時。
やれやれと喪服を脱いだら、上半身にじんましんが出来ていた。

生ものは食べてないし、精神的なものだろうか?
ツレが同伴だったので、のほほんとしてたつもりだったが、やはり神経を使ってしまったか?
人間嫌いな私は、人と接すると心身疲れてしまう。
自分で言うのも変だが、線が細いのだ。
ささいなストレスで、何かしらの病気を発症し、
それが、ひどい下痢か不眠か、強烈なめまいか、その時にならないと何が起こるかわからない。
ともかく、私の体の中には病気の時限爆弾的なものがあるらしかった。

だから、姑が、嫁である私には最後まで残っていて欲しいと、
ツレ経由で言われたが、断るしかなかった。
姑の頑固さを知っているから、私は「残るよ。頑張る」と言ったのだが、
病気発症を心配したツレが大反対して許さなかったのだ。
そもそも、ほとんど部外者の私がいようがいまいが、だれも気にしないのではないか?とさえ思う。
それでも、姑は「嫁のあるべき姿」を想像してか、私が最後まで残らないことに怒り、
2日間、車内同席したが、あいさつさえも返してくれなかった。
ふだん表向きは仲良くしているのだが、親戚などが関わってくると、
私に対する厳しさがあらわになる。
やはり、嫁姑なのだ。

しばらくしてから、

「もしかして、ツレは、『妻は、最後まで残ると言ったけど、オレが反対した』
と、ちゃんと言ってくれてないのでは?」

と、思いたった。
きっと「最後まで残らないよ」だけだったにちがいない。
でなけりゃ、怒りの矛先が私に向くわけがないのだ・・・。

.

ツレは自分がわかっていることは、細かく相手に伝えないことがたまにある。
あるとき旅先のホテルで、ツレは受付でマッサージを頼んだのだが、
「マッサージお願いします」とだけ言ったのだった。
「今のでマッサージがひとり分だって相手に伝わるの?」と私はツレに聞いたのだが、ツレは無言だった。
案の上、部屋にやってきたのは、マッサージ師が二人で、準備してなかった私はあわててしまった。
前に別の旅館で嫌なマッサージ師にあたったことがあったので、私はマッサージにこりごりだった。
あいまいな言い方で呼んだ自分らがいけないと、料金払ってやってもらうことになり、
相手も申し訳なく思ったのか、少し時間延長してやってくれた、ということがあった。

.

.という話は、まだいいほうで、結婚式の時の話がほんとに最悪だった。
もうだいぶ前の話だが、私たちが結婚式をあげるということになり、
ツレの友人が「仲人をしてみたい♡」というので、だれでもよかった私は「いいよ」と答えた。
ところがしばらくたって、ツレから、
「お前が土下座してお願いしなかったから、相手が怒って、やりたくないって言ってきたよ」と言う。
「土下座?? 向こうがやりたいって言ったんじゃない?!」と私は困惑した。
(土下座を強要してくるなんて、なんて怖い人たちだろう)と震え上がった。
結局、姑の仲介で、仲人は、ツレの姑の姉夫婦がやってくれることになった。
式では、私が3回もお色直しをしたばっかりに余興が足りなくなり、
急きょ、仲人が即興で得意の手品を披露して、大盛況になったらしい。
申し訳なさと感謝感謝。
ともあれ、式は穏便ふつうにやりとげられたものの、結婚式の準備がいろいろ波乱ばかりだったので、
嫌な気持ちが残った。
とくに「土下座」のくだりは・・・。

数年後、その友人が家を建てたということで招待されたが、私は拒否した。怖くてとても行けない。
さらに数年たって私がまだ「土下座」のことを引きずっているのを見たツレはようやく白状したのだった。

「あれ、俺の嘘なんだよね。おふくろが友人を仲人にするのはおかしいって大反対したから・・・」

という。
嘘つくにも言いようがあるだろうに、なぜ私に責任をなすりつけた??とショックだった。

さらに数年たって、ふと気づいたことには、
「ツレは、相手にどう説明したんだ???」
ということだ。
同じように「土下座」の言葉を使ったのだろうか???
仲人をしたがってた友人の奥さんは結婚式に来てなかった。
ツレに聞くにも、いまさらすぎて、無駄な大喧嘩になりそうで怖くて、もうできない。
ほんとうは、いまでもまだ真相を知りたいし、言い訳したい。
言い訳したいけど、最近は関わりがなくて、
これだけ年数が経ってたら、相手も、もう忘れてしまってることだろう。

ただただ、もやもやした気持ちが残る。

すべては、ツレの中継ぎ言葉がひどすぎたのが原因だ。
それとも、これって男性特有の鈍感さ?

ともかく、相手に伝えたいことは、
「私はね、友人の仲人は楽しみにしてたんだよ」
ってことだ・・・。

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