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2018年2月 4日 (日)

同じ時の中をめぐる

ときおり、眠る1時間前に、バカみたいに大量に取り溜めた録画を消化しようと、
テレビをつけるものの、途中で、寝落ちしてしまうことがある。

はっと目覚めて、目がさえた気がして、見た覚えがあるところまで録画を戻し、
再び続きを見はじめるのだけど、いつのまにか、また眠ってしまっているのだった。

‘あと5分見れば消去できる’と、ふたたび、ふんばるものの、またしても寝落ち。

意地になって、見始めるが、気が付けば再生は終了してるのだった。

さすがに4度チャレンジして無理となると、あきらめて明日に託し、寝るしかない。

ほんとにあと5分なだけなのに、同じ場所から先に進めないのだった。

これってまるで、‘リフレイン・プレイヤー’のようだと毎度苦笑いである。

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‘リフレイン・プレイヤー’は、「タイムトラベル」「入れ替わり」などのように、
映画などでありがちの手法だ。

主人公が、同じ時間の中を何度も繰り返す。

分かりやすく言えば、たとえば、次の朝目覚めたら、また昨日が始まるといったぐあい。

私が印象に残っているのは、ドイツ映画の「ラン・ローラ・ラン」(1998年)。

真っ赤な髪をした若い女が、恋人を救うために町中を必死で走って向かう内容。

失敗するたびに、ある時間からやり直しになるのである。

‘リフレイン・プレイヤー’の物語は、たいてい、問題が解決するまで、
その‘時’から出られないことになっているのだ。

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‘リフレイン・プライヤー’は、誰しもの心の中にあるものだと思う。

いまさら考えてもしかたないことなのに、「あのときに戻れたらこうしたい」と何度も思い返す。

「悔い」というのか、「不完全燃焼」というのか・・・。

母なんかは、もう30年も前になるのに、自身の離婚のことを、
さも去年のことのように、いまだに、大騒ぎしている。

父は、もう亡くなってるし、復縁の可能性もないのに、
不本意な離婚に、今もなお納得してなくて、騒ぎ続けている。

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また、「同じ時を繰り返している」と思われるものは、代表格で、「心霊もの」だろう。

’殺された現場に、霊が居続ける’。

‘首つり死体が、今もなおぶら下がっている’‘事故した死者の霊が何度も事故死する’
‘戦死した兵隊たちが、死んだことがわからず戦争を続けている’・・・。

事故物件や事件現場が怖いのは、
誰しもが、‘霊がそこに居続け、壮絶な瞬間を繰り返している’と思っているからにちがいない。

これはもしかすると‘霊’ではなく‘残留思念’かもしれないけど、
なにかしらの本の影響とはいえ、
世界中のひとが、同じようにとらえているのが不思議だ。

だから、もし自殺や、異常な死に方したならば、こういった嫌な空間に閉じ込められるのかと思い、
怖くなることがある。

映画「ラブリー・ボーン」(2009年)では、天国と現世のはざまが、美しい場所に描かれてたけど、
こういうイメージは、少数派のように思う。

(‘ラブリー・ボーン’・・・映画の終盤で‘私の可愛い骨が後世まで育つ’的なことを言っていたけど
聖書的なことなのだろうか?よくわからず、唯一ひっかかったところです。)

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小学2年の頃、担任の先生が「君は、いつか大物になるよ」と私に言った。

交通事故で2回、車に跳ね飛ばされても、なんともなかっただけのことで、
「なにかをするために、神様に生かされてる」と。

その何かがわからないまま、方法もわからないまま、凡人の人生を歩む現在。

気持ちだけは、ずっと、当時の「大物になる自分への期待」を抱いたままで、
あきらめきれず、そこにとどまっている。

(おわり)  「ループにはまる」のタイトルのほうがよかったかも・・・。

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