ちび、シロの歯周病で病院へ
2018年10月12日。
朝、8時に、母から、「シロとちびがご飯を食べない!!」と電話がきた。
‘だから、言ったじゃん。「食べない」って、昨日’。
母は、一晩またがないと、ひとから言われたことが理解することができない。
それから1時間後に、「シロ、つかまえた」とまた母から、電話が来た。
その2時間後には、「ちびをつかまえた」と電話が来た。
母は、ちびとシロをつかまえたことがないから、
2匹は、油断したようだ。
2匹は、歯周病がひどくて、食欲不振におちいっている。
病院へ行けば、完治するわけではないが、
まったく食べられないのを、見て見ぬふりも出来ないので、
病院へ連れて行くしか方法がない。
シロとちびは仲良しなので、ひとつのケージに入れて、
病院へ向かうことにした。
その前に、のびきった爪を切り、
耳の中をふいた。
耳ダニが出来てると思ったら、2匹ともきれいだった。
ふだんからのシロの涙目に、目薬をさすことができた。
2匹、ぴったり、よりそって、かわいい。
病院で、みてもらうと、
ちびは、脱水症状になっていたので、皮下補液(1500円+税)をし、
口内炎の注射2本(3500円+税)が打たれた。
それは、前回、助手から「この注射は、そんなに何度も打つものではない」と言われてたものだが、
前ふりもなく、当たり前のように、今回もその歯周病に効く注射を打たれた。
カルテは、色々な猫も一緒に書かれてるから、医師は多少混乱してたのかもしれない。
母が、ごきげんに、この場ではなんの関係もない、
会ったこともない「下の白」たちの避妊手術の話」を、
しゃべりまくっているせいだ。
医師は、ちびのことを「子宮蓄膿症になるくらいだから‘年寄り’だよ。歯も全部ないしね」という。
‘歯が全部ないのは、半年前に先生が抜いたから’なんだけども・・・。
母は、こどものように、頭に浮かんだことを、無責任に、先生ににこやかにしゃべりつづけてた。
私が、今回、母を連れてきたのは、病気の現状を知ってほしかったのと、
ちびに4000円の歯周病シロップ薬をあげてない気まずさからだったのだが、
母は、小学生のように、落ち着きなくふるまっていた。
母を連れてきたことで、場の緊張感はなくなったものの、
ちびとは関係ない話をするから、私の脳は、
ザッピング(テレビのチャンネルをひんぱんにかえること)してるかのごとくに、
チカチカして、くらくらする思いだった。
‘母よ、おねがいだから、目の前のことに、集中して!’
シロにも、同く口内炎の注射2本打たれた。
2匹あわせて、合計 9180円
‘1週間後には、ちびに、4000円のシロップをエサに混ぜてでもしてあげるように’と、
先生は言った。
シロップは3ccで4000円だから、よく考えたら、10日分しかなくて、
1ヶ月1万2000円かかる計算で、それが、この先、ずっと・・・??。
‘マジ、やばいんですけど!!’・・・的な(泣)。
.
帰宅し、ねこハウスの前で、ゲージを開けたら、
シロは、リードにつながれていたのに、勢いで首輪を強制解放させて、逃げ去って行った。
ちびは、皮下補液であまり動けなかったせいか、ねこハウスに戻り、寝床におさまり、
しばらくして、ごはんを少し食べた。
シロは、日が暮れても戻って来ず、行方知れず。
.
奇跡が起きて、歯周病が治ればいいのに・・・。
(おわり)
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