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2018年11月11日 (日)

子宮筋腫手術日記(6)手術

◆ 手術当日 ◆ 2017年12月20日(火)

手術の予定は、昼の12時半。
胃腸を空っぽにしなければいけないので、
朝6時から断食に入る。 ただし、10時までは水分補給OK。
下剤を使うせいか、犬猫の手術のように『丸一日断食』にならず、楽である。

【食事制限】
・あさ6時~10時 水分500mlまで飲める
 
 (X果実入り、抹茶入り、乳製品、濁ったもの、炭酸、コーヒ―、紅茶などのカフェイン入りはダメ)
・あさ10時から禁飲食=断食

*************************************

<手術当日の行動>

AM6時20分

ベッドにて検温(36度7分)、血圧測定

・AM6時40分

【浣腸】
処置室へ行き、ベッドの上でくの字に横になり、
看護婦から、液体の下剤を、肛門に浣腸される。
そしたら、目の前にある個室トイレに入り、
薬が腸を浸透するまで、2~3分、出すのを我慢したのち、
腸内のものを出しきる。
途中、看護婦がドア外から「まだですか、まだですか!?」と、うるさくせかしだし、落ち着かない。
腸は、8メートル以上あるから時間がかかるというのに、まったく勘弁してほしい。
流す前に、看護婦のチェックが入り、目視だけで、
「排泄物が全部出しきれたか」を確認。Img0012
ふつうの洋式便器のため水に沈んでるものを、
そんなやりかたでわかるとは思えないが、とりあえず、
「はい、オーケーでーす!」の言葉はもらえ、終了した。

前に手術入院しかけた個人病院では、たしか、
下剤は小瓶に入った透明液体で、
戦時中の自決用青酸カリを連想させて、怖くて飲めなかったが、
今回のは「浣腸」だったので、勇気をふるう必要はなく、よかった。
「トイレが遠くてもれそうだった」と言う話もきいてたけど、
便器まで、10歩もかからないほど近かったので、
もれる心配もなかった。
また、「浣腸スタイル」が、「四つん這い」でなかったので、
恥ずかしいことにならず、ほっとした。

・AM9時

【手術前の最後の体洗浄、体ふき】
病室のベッドに、ホットタオル3つが届けられ、それで体をふいた。
術後、いつ、シャワーを浴びれるかはわからないので、
しっかり、ふきたかったが、毎度ながら、タオルは完全脱水されてるから、Img0013
ふいた気がしなかった。
タオルは、手絞りか、脱水時間を20秒程度におさえたほうが、
ほどよい湿り気になると思う。

【手術着】
手術着が、ベッドまで届けられた。
形は、着物のように、前合わせで、腰ひもでむすぶタイプ。
脱着しやすいよう、肩にホックがつらないっている。
上半身裸、下半身は、パジャマズボンとパンツの格好の上に、
手術着をはおう。

【左手首に点滴用の注射針、装着】
ベッドに看護婦が来て、
左手首に水分補給点滴用の注射針をしこまれた。
針が太めなので、刺すときすこし痛かった。
私は、
「けんしょう炎で使い物にならない右手のほうにしてほしい」と、Photo
針を刺す前に、お願いしてみたが、
「左手と決められてるので」と断られてしまった。
心臓の場所と関係あるのかもしれないが、
左利きの人は、不便かもしれない、と思った。

・AM10時

【弾性ストッキング】
売店で買わされた弾圧ストッキングを履いた。
エコノミー症候群予防というけど、
家にあるハイソックスより、ゆるゆるだ。
一日しか使わないので、使い回しで充分だと思うけど、
買取り商品。
学校の教材と同じで、ムダな出費だ。

・AM11時

【硬膜外麻酔】5
手術のときは、麻酔は、血管と脊髄にの2ヶ所に入れる。
まずは、脊髄の注射をする。(←痛みどめ用)
車いすの乗せられ、看護婦の手押しで、1階の麻酔科へ。
点滴してるので、両足は点滴台に乗せたほうが、
車いすと一体化して、移動がしやすいと、言われた。
麻酔科につくと、診察ベッドに横向きに胎児のように丸まり、
背中をさらけだして待った。

脊髄注射は、まれに神経を傷つけ、
半身不随などにになることもあるそうなので、
少し不安だった。
雨上がり決死隊の宮迫博之さんが、
‘脊髄注射はものすごく痛い’と言っていたので、
なおさらだった。Mini

注射は、
腰と背中の中間の脊髄に、
太そうな針がぐりぐりと入る感覚があった。

薬が、注入されると、
皮膚の下を、木の根が伸びていくような、
さらに、その先を葉っぱが開くような、
異様な刺激を感じた。

新世紀エヴァンゲリオンの23話、
綾波レイが自爆死する直前の、
使徒による浸食を連想させた。(※エヴァの綾波レイ→)

部屋に帰る道すがらも、
看護婦が、私の車いすを押して行った。
車いすを利用するのは、
この注射で、ふらついてしまう人がいるからだそう。
転倒防止対策なのだそうだ。
私は、車いすというものを、
ほとんど乗ったことがなかったので、
アトラクションみたいで、ちょっと楽しかった。

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「麻酔のしおり」から

2e

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・AM12時。

【夫が来る】
手術の立会人の、夫がやってきた。Photo_2
ふと、彼に目をやった瞬間、
背後の通路に、
ストレッチャーが、横づけしてあるのが目に入った。
それはまるで、看守のように、
私が逃げ出さないよう見張ってるかのようで、
ギョッとしてしまった。
嫌な感じ・・・。

・AM12時半

【手術室へ】
ストレッチャーがベッドに横づけされ、
私は、指示に従い、パジャマのズボンを脱いで、
ストレッチャーの上に横になった。
毛布をかけられ、ゴロゴロと音をさせながら、
運ばれた先は、手術の象徴ともいえる、
あのライトの下だった。
‘まさか、この私が、ほんとに!?’
手術なんて、目の前の出来事に信じられなかった。
看護婦が、「下着を取ってください」というので、
ぬいで看護婦に手渡したが、
勝負パンツに変えるのを忘れてたことに気が付いた。
もっといいパンツ持ってきてたのに、というか、
ベッドからノーパンでよかったんじゃない?ストレッチャー移動なんだし。

ストレッチャーから、手術台に移動し、横になった。
左手首に仕込まれてる注射針に、薬が注入され、
ピリッと刺激がきたかと思った瞬間、意識はとんでいた。

麻酔は、私のイメージでは、酸素マスク的な、または、
口にくわえた筒からされるのかと思っていたので、
呼吸が、うまく出来なかったらどうしよう、といった心配があった。
現に、事前の説明で、麻酔の女医が、
「麻酔の筒を噛みすぎて歯が折れることもある」と言っていたから、
閉所恐怖症がうずきそうで不安だった。

けれど、実際のところ、麻酔は、腕にしこまれた注射針からだった。

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「麻酔のしおり」から

6p

2p_2

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「麻酔のしおり」から

3p

2oy ←子供は点滴から麻酔

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【術後の目覚め】
手術は予定通り、2時間くらいで終ったらしい。Cimg3307

私は、ハッと目覚めると、白い天井が目に入った。
と同時に強烈な寒さに襲われた。
まるで、雪山遭難したかのような、耐えがたい寒さ。
いまにも凍死しそうなほどで、気が変にもなりそう。
この状況を、早く誰かに何とかしてもらいたくて、
「寒い、寒い」と声に出し、
おおげさな程に、体を揺らし震わせた。
閉じてる目を、再び開けて見ると、
動揺し、不安でこわばった夫の顔が見えた。
しばらくして電気毛布が運ばれ、数枚の毛布と共に、
私のからだを覆った。
しかし、すぐには温まらず、安堵出来たのは、
15分ぐらい経ってからだった。
が、温まったのもつかの間、
今度は、猛烈な暑さに見舞われ、
パニック障害の発作がうずきだしたのだった。
不安、過呼吸、動悸、めまい。
これらが発動しそうだった。
経験者しかわからないが、Cimg3306
これもまた死の苦しみなのだ。
私は、発動させまいと、
いそいで「電気毛布をどけて」と言った。
だが、一人の看護婦が、
「電気毛布は使ってません」と、
冷たく言い放ったのだった。
じゃぁ、この熱いのは何??
とりあえず、夫に毛布をめくってよけてもらっ
てたところ、
別の看護婦がやってきて、
「電気毛布、持っていきますね」と言って、
片づけていったのだった。
(ムムム・・・、電気毛布あったじゃん・・・)

私は、これらの作業は、
病室に着いてからのことだと思っていたが、
あとで夫から聞かされたことには、
手術室のエレバーター前でのこと
だったらしい。(=待合室前)
つまりは、移動中での出来事だったそうだが、
乗せられてるベッドが、動いてたなんて、
まったくわからなかった。
自覚はないが、麻酔でもうろうしていた
のかもしれない。

しばらくして、体温計ではかると、
38度5分の高熱が出ていたことがわかった。
免疫力、病気への抵抗力が低いから、
手術で高熱が出てしまったのかな?
虚弱体質な人は、
体調変化が起きやすいから、
対処が機敏な、設備がそろった病院で
手術はしたほうがいいと実感した。
あの、個人病院で、手術してたら、
どうなってただろうと思う。

高熱対策に、氷のうが届けられた。Img0011112_2
しばらく、我慢するしかないらしい。

【寝返り】
術後も、まだ、脊髄に針が差しこまれ、部分麻酔がされていた。
そのおかげで、手術傷の痛みはなかったが、
高熱の神経痛のようなものにはきかないようだった。
熱で体がつらい。苦しい。じっとしていられない。
たえず、1分ごとに寝返りを打つが、なんともいえない体のつらさは消えない。
手術で体が疲弊してるにもかかわらず、まったく眠れないし、不安が心をしめていく。
手足についた、医療器具は、全身拘束にかんじ、
はりつけされた実験動物になったかのようで、ストレスがたまる。
両足には、エコノミー症候群予防の加圧ポンプ。
左手は点滴、口には酸素マスク、
胸の上には麻酔のキッドの袋、オムツに包帯代わりの太いガーゼベルト、尿管・・・。
もともと、体をしめつけたり、何かがまとわりついてるのは苦手だから、
これらが、うっとおしくて、しかたなかった。
高濃度酸素なんだろうけど、
酸素マスクなんてものは、かえって窒息になりそうで、
口の上に置いてるだけでも、耐えがたかった。
どうしちゃったの、自分。死んじゃうの?
天国へ旅立った、ペットたちを思い起こさせ、心が寒くなる。
みんな、これらの恐怖を超えて、あの世へ旅立っていった。
私には、こんなもの越えられそうもない。

真夜中、何度か看護婦が来て、毛布をめくり、手術の傷や、M
点滴などをチェックしていった。

次の日の朝、看護婦がやってきて、
ひんぱんにする私の寝返りをみて、
「寝返りうてるんですね!」と、
少し驚いた口調で言った。
他の人は寝返りうてないのだろうか?と思いつつ、
「えぇ、まぁ」と照れてみせた。

寝返りの方法は、だいぶ前に、
NHKで見かけ、覚えてたものだ。

「てこの原理」で、
‘腕を寝返り打ちたいほうに置き、片足で背後をけり押す。’

介護番組でで石立鉄男さんが、
介護される役になって紹介してた。

ファンだった石立鉄男さんが、
知らぬ間に、老人になってて、ショックを覚えた番組。

次回、術後の生活

(つづく)

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