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2018年12月16日 (日)

子宮筋腫手術日記(8)同室の人

◆ 12月24日(土) 術後4日目 

昨夜は、ひさしぶりに、夜12時から朝まで眠ることが出来た。
日課の昼寝をしなかったのがよかったようだ。

・6時ごろ 起床

検温、血圧測定に看護婦現れず。

・あさ8時 朝食

1

・8時半 「看護婦の薬チェック」

「食後の薬」を飲んだかどうか、看護婦が確かめにやってきた。
私は、飲んだ薬の空き容器を見せると、
 「カマは飲んでないのですか?」と、看護婦が聞くので、「カマ?」と聞き返したら、
 下剤の『酸化マグネシウム』のことだった。
 「便が水のようになるので、飲んでないです」と答えると、
「じゃぁ、飲まなくていいですね」と彼女は言い、去っていった。
私は便秘症ではないせいか、下剤は効きすぎてしまう。

・あさ10時 看護婦の問診

ふだんより2時間遅れて、
検温、血圧、さらに手術傷のチェックをしに看護婦がやってきた。
私は、「お腹の縫い目に覆うようにテカテカしてるものはテープですか?」
と聞くと、テープではないと言う。
じゃぁ、なんだろう?のりかな?
テカテカしたものは、かさぶたのような感触で、ひっかくとはがれるのだった。
それにしても、血も体液も染み出ないなんてたいしたものだと思う。

看護婦は、つづけて「昨日の朝9時から今朝の9時までのトイレの回数」を聞いてきた。
トイレで記入してる測尿ノートを見ればいいのに、
数えてなかったため覚えてなかったので、だいたいで答えた。
すると、測尿はもうしなくていいとのことで、、
めんどうな「計量カップにおしっこ」は、終了となった。

ついでに私は、「(購入した)腹帯をひとつ返却してもいいですか?」と聞いてみた。
傷の上に直接、包帯代わりに、ガーゼ素材の腹帯が巻かれているが、
傷からは、何も出てないので、2つ目はいらない気がしたのだ。
すると看護婦に、曖昧な表情をするばかり。
あとで売店でみたところ、単品では販売してないようなので、
ややこしそうだから、返品はしないことにした。
そもそも退院まで、ひとつをつけっぱなしも不衛生にも思えたので、
2つ目も使うことにした。

Cimg1402

・あさ11時 久しぶりのシャワー

シャワーの許可が下りたので、19日以来の5日ぶりに体を洗った。
傷口は・・・、ショックを受けたくないので、直視はできなかった。

・ひる 12時半 昼食

2

夕方4時 ヒマな時間 散歩へ

夕方4時、予定がないので、1階にある売店へ散歩がてら、
のぞきに行くことにした。
500円玉一枚だけを手ににぎりしめて行ったら、
本を衝動買いしようとして、レジで「20円不足です」と言われ、大恥。
レジの50代と思われる女性店員は、
「私一人ならおごるのだけど・・・」と、同情までするものだから、
じぶんが、おつむの弱い子みたいで、恥ずかしかった。
ふだんなら、こんな暗算失敗しないのに、
まだ、頭がはっきりしてないらしい。

・同室に新たに老女2人入る。

同室の入退院の状況を見ていると、大抵のひとの入院期間は意外と短くて、
4日間くらいが多く、最短は「一晩」。
子どもの頃、私が交通事故で入院した時、「2週間しか入院しなかった」と、
「車にはねとばされたのに、神がかりの無傷」を自慢に思ってたが、
意外や、長いほうだったらしい。
婦人科病棟で、こんなにも入院の長さの違いがあるなんて、
同じ女性でありながら、女性の病気は色々あるんだなぁと思う。

Cimg1427

私の入院してた部屋は、6人部屋で、
使ってるベッドは、角の4つ。
はさまれた中央のベッドは、プライバシーを守るためか、めったに埋まることはなかった。
とはいえ、適応力がいいのか、ベッドが近いもの同志で仲良くなる人もいる。
とくに、年齢が近いと、打ち解けやすいらしい。

いつから入院してきたのか、向かいのベッドに、80代の老女が入院して来ていて、
並んだ二つとなりの、つまり、はしっこのベッド同士で、
60代の女性となかよく、毎日、大きな声でおしゃべりしていた。
はじめ友達同士なのかと思ってたら、そうでもないようだった。
似たもの同志、意気投合したらしい。

・6時半 夕食 「クリスマスイブ」

3_2

12月24日のこの日は、クリスマスイブだった。
と、いうことで、病院食に、ローストレッグとカップデザートがついていた。
病人に、ローストレッグ?食べずらそう・・・。
すると、
同室の80代の老女が、「ケーキだ!、ケーキだ!」と大はしゃぎしている声が、
カーテン越しに聞こえてきた。
この程度だったら、コンビニでも買えるのに、すごい喜びようだ。
「ケーキ」といっても、チョコムースなだけで、スポンジが入ってないのが、ちょっと残念。
ローストレッグは、驚いたことに、病院食とは思えないほどの塩辛さで、
骨の際の肉までしょっぱかった。
夏から漬けこんでたか?と思ってしまうほどだった。

昨年に入院した時には、メニューは和食が中心で、
煮物や、酢の物がよく登場して味付けも抜群だったのだが、
今年の病院食は、味がないか、しょっぱいかで、
しかも、盛り付けがさみしいものばかりだった。
昨年の調理師がいなくなったのだろうか?
おいしい和食を食べられると楽しみにしてたのに、がっかり。

 術後5日12月25日(日曜日)

よく眠れた。
夢に、可愛がってる野良猫の「くびわ」が出てきた。
心配のあまり、がんばって夢にやってきたようだ。
ありがとう、もうすぐ帰れるからね☆

・あさ7時20分 婦長らしき人が来る

60代と思われるの貫ろくある看護婦が様子を見に来た。婦長だろうか?
きっと、日曜日だから、いつもの若い看護婦たちが休みなのだろう。
看護師たちが少なめだった。

・あさ8時15分 朝食 ‘ドレッシングがない’

1_2 サラダにドレッシングなどなし

「日曜日はパンなのよ」と、同室の老女の話し声が聞こえてきた。
日曜日のメニューは、パンと決まってるらしい。
彼女は、入院の常連さんなのかもしれない。
すると今度は、80代の老女が、「ドレッシングがない」と騒ぎだし、
60代の老女が、「パン用のメープルシロップが合うよ」と答えてるのが聞こえてきた。
今回のメニューに添えてある調味料は、「塩、ソース、マーガリン&メープルシロップ」。
これだと、サラダに使えるのは塩かソースしかない。
ゆで卵があるんだから、添えるのはマヨネーズのほうがよかったのに。
やっぱり、今回の病院食は変。
さて、私はどうするのかというと、いままでの配膳に出され、
使わなかった調味料をとっておいてたので、
そこからドレッシングを取り出して使用したのだった。
(※老女に分け与えるほど、数をもってるわけでもなし、親しくもなし。)

・ひる12時20分。食前の薬チェック

配膳の10分前に、一人の看護婦が、「食前の薬」のチェックをしに来た。
「食前のくすり飲みました?」と聞くので、
「まだ飲んでないですよ。ほうじ茶が来てないので(配膳がまだなので)」
と私は、のほほんと答えた。
私は、去年の入院時も含め、いつも、食事に添えられている「ほうじ茶」で薬を飲んでる。
なので、動かずにそのままでいたら、看護婦も動かず、ギラギラした目で私を見下ろしてる。
いらだった表情で、‘いま、この場で飲むまで動きません’オーラが出てるので、
しぶしぶ、私は水を汲みに行き、看護婦の目の前で薬を飲んだ。
もしかすると、下剤の時の、排便チェックをした看護婦と同じ人かな?
ものすごい、せっかちさん。

・ひる 0時30分 昼食

 3_3

・同室の老女たちと親しくなる

Cimg1399

カーテンは、ふだん、すべて閉まっていて、空のベッドでさえ様子は見えない。

夕方4時半、カーテンの向こう側で、Img00111
80代の老女が、「今夜のテレビ何があるか聞きに行く!テレビ番組がわからないから、看護婦に聞いて来よう!」と、騒いでる声が聞こえた。
仕事バカな私は(※今は無職)、
‘看護師たちは忙しいんだから、そんなことしたら迷惑でしょ!’と思い、
おもわず相手のカーテンをめくって声をかけてしまった。
驚いたことに、外からは分からなかったが、
中の仕切りカーテンは全開にされ、
ひとつの大部屋になっていた。
そういう使い方もあるのか、とびっくり。
私は、テレビ画面から番組表が見れる方法を
目の前の80代の老女に教えてあげた。
リモコンは、BSも見れるタイプだから、
見た目ややこしそう。
理解してるか微妙だったので、60代の女性に向かって、
「若いから、わかりますよね?」と声かけたら、
老女2人して、へらへらするばかりだった。

これをきっかけに、80代の老女と、すこし親しくなった。
歯磨きの時に、洗面所で80代の老女が私に声をかけて、
「卵巣のところに生まれたときから毛や水がたまてって、
今頃になって大きくなったので手術したのよ」と彼女は言う。
そして、「あなたは?」と聞くので、
ポロッと子宮筋腫を子宮ごととってしまったことを言ってしまった。Img00123
正直に全部言うこともないのに、自己嫌悪。
老女は、「明日、退院なの」といい、
「毎日見舞いに来て、えらい旦那さんだね。」と彼女は私に言った。

・夫が来る

夫は、だいたい2時から4時の間に毎日やってくる。
夜勤に行くついでに、ここに立ち寄ってくるのだ。
彼は、背が高いので、カーテンを開ける前に、
上のレースのところから顔をのぞかせ、
「よっ」とあいさつしてから、カーテンを開ける。
たぶん、設計では、「そんなところからは、
のぞかれないだろう」ということだたろうに、
なんとなく私は「そういうことするのって、ダメじゃね?」と
思うのだった。

・よる6時半 夕食

4

この日は、12月25日、クリスマスだけど、食事はふつうだった。
同室の80代の老女は、「ミートローフが出ると思ったのにー!」とぼやいていた。

・ウォシュレット事件?

夜7時 80代の老女が「ウォッシャブルが壊れてる」と騒いでいた。
トイレのウォシュレットのことだろう。
このところ誰かが、ウォシュレットの水圧調節ダイヤルを最低にしてしまうので、
水流が恥部まで届かず洗浄できなのだった。
私は「ダイヤルを回すといいんですよ」と老女に説明したが理解してもらえず、
彼女は2日間も看護婦にも訴え、騒ぎつづけていた。

Photo
それにしても、だれが、全部の便器の水圧を下げてしまってるのだろう?
ま、掃除婦なのだろうけど、迷惑な話。
.

◆12月26日 (日) ◆

あさ7時。
早朝から、また、同室の80代の老女がが「ウォッシャブルが壊れている」と騒いでいる声が、
遠くから聞えた。
彼女は、今日で退院だ。

・あさ7時15分 

 採尿、採血

・あさ8時朝食

1_3

・担当男性医師がやってくる

あさ8時半 担当の男性医師がやってきて、「退院について考えよう」と言って、
去って行った。

それを見た同室の80代の老女は、色めき立って、
「今の人だれ?名前は?どこの部屋(診察室のこと)にいるの?
会ったことないんだけど?」と質問してきた。
「タケダという先生ですよ。いい感じの先生ですよ」と答えると、
「タケダ?♡」と名前を復唱した。

タケダ先生は、見た目は30代半ばくらいで、身長は170㎝くらいの中肉中背、
がっしりしていて、声もほどよく、私のわがままを受け止められる気さくな医師だ。
担当医師以外は、会う期会がないので、知らないのも無理はないが、
けしてジャニーズ系ではない。

少しして、80代の老女と、60代の老女が退院していった。

・あさ9時半 タオルセットと掃除が入った。
2日後に退院なので、シーツの交換はことわった。
相手のひとは、「助かります」と言った。

・ひる12時半 昼食

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・ひる14時半  一人の妊婦とテレビカード

することもないので、散歩へ出かけた。
といっても、院内の、
1階にあるアイス自販機が目的地。
ふだん、アイスなどの甘いものは食べないのだけど、Img001_3
せっかくのなで、いろんな味を楽しもうと思った次第。
病室を出て、しばらく廊下をすすんだら、
その先に、退院するだろう妊婦と、その家族が、
生まれたての赤ちゃんを囲んでたむろっていた。
わきを通り抜けようとしたら、20代らしきその妊婦が振り返り、
「使わなかったから」と未使用のテレビのカードを,
私にくれようとした。
場所的に、昨日見かけた妊婦かもしれない。
じつは、前日の散歩のとき、
若い妊婦が、配膳片手に、自分の病室(個室)のドアを開けられないでいたので、
開けるのを手伝ってあげたのだ。
きっと陣痛がきてて、力が入らないのだろうと思ったから。
未使用のテレビカードは1000円。
ふだんなら、1000円ももらえるのなら喜びたいところだが、私は、
「出産後はお金がいりようだから、1階の警備所の中に、返金用の機械がありますよ」
と教えてあげ、受け足らなかった。
返金できないのなら、もらうのだけど。

・姑退院の知らせ

夕方3時20分 夫が来た。
そして、数時間前に、骨髄骨折でほかの病院に入院してた姑が退院したと聞かされた。
姑を自宅に送り届けた、その足で、ここに来たと言う。
夫以外は、みんな病人で、仕事のかたわら、
みんなの面倒みてるなんて、すごいと思う。
寝込むほどの風邪をひかない人は、体が、タフだね。
そうして彼は、10分くらい私と会話した後、
「今夜は会社の忘年会」だといって、うきうきと出かけて行った。
なんか、一人の生活でも楽しそうだね。

・夕方4時15分 
執刀した女医と担当のタケダ医師が来て、
「明日検査して、あさっての朝退院しよう」と言った。

・夕方5時シャワー

・よる6時半 夕食

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・夜9時半 就寝アナウンス

・夜、11時、重度貧血の緊急患者が担ぎ込まれる

深夜11時過ぎ、バタバタと数人の足音とともに、あの80代の老女がいたベッドに、
20歳くらいの若い女性が担ぎ込まれた。
点滴で鉄剤などをされてるところをみると、重度貧血のよう。
ケガはしてなさそうだから、生理過多だったのかな?
痛みはないようで、彼女は、静かに寝ている。

騒々しかった老女2人がいなくなったので、
さみしさもあいまって、真夜中の静けさが、なおさら身にしみた。

(つづく)

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