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カテゴリー「野生に生きる(猫、スズメ、白鳥)」の26件の記事

2017年2月18日 (土)

わが家の猫事情・2017

2017年2月の時点で、
めんどうみている、我が家専属のノラ猫は、

くびわ、シロ、ちび

の、3匹だけ

私のブログには、たくさんの猫たちが出ているが、私が猫の体にさわることができるのは、

くびわ、だけ。

ちびは、くびわの友達、シロは、ちびの友達といった関係で、
私になついてそばにいるわけではなかったりする。

人間と同じように、つるんでいても仲間の距離感がそれぞれ違うように。

3匹は、私に対して、毎日のように親しげに転がって見せているが、
たんに、ちびとシロは、くびわのマネをしているだけなのだった。

くびわが、いなくなれば、きっとシロとちびも姿を消してしまうに違いない。

Cimg7929m

くびわは、マイケルの影響で、人間を信用しているのだった。

転がって、人間を歓迎するやり方も、マイケルのマネ。

2m 死期が近いころのマイケル。

マイケルは、かつて人間に飼われてたようで、
人間を警戒せず、よく甘えてきて、
だっこも平気だった。

病院へ連れて行っても、まったく動じないほどに。

M


Photo この頃、くびわはまだ生後1年くらい。

もともとは、ノラ猫が可愛くて、世話をし始めたわけではない。

猫を飼いはじめたら、なぜか自然と、ノラ猫が家の玄関に集まってきてしまったのだ。

飼い猫の嬉しそうな声が、ノラ猫を引き付けるのではないかと思う。

わが家の飼い猫は、全部、捨て猫。

19年ほど前に、アリスを拾ったのが始まりだ。

犬の散歩で歩いていたら、足にしがみついて来た子猫が、アリス。

猫なんて飼うつもりはなかったので、
里親探しの会に参加したのだが、飼いたい人は現れず、
結局、我が家で引き取ることになったのだった。

足首にすがってこなければ、無視できたのに、運命だったんだろう。

猫とは相性が悪いと思って生きて来てたのに、どういうわけか、
こんなに猫だらけの生活になるとは20年前には思いもしなかったことだ。

レオンもマリアも、飼うつもりはまったくなく、里親探しで飼い主が見つからなかった結果、
わが家の家族になったという、いきさつ。

「1匹も2匹も(飼うなら)同じ」という人もいるけど、責任の重さは全然違うと思う。

先行きが不安な場合は、特に。

23m

マリアが、ひとりぼっちで悲しそうにしてるから、もう一匹くらい欲しいと思ってしまう。

だけど、いまの生活環境では難しい。

マリアの飼い主である母が78歳の高齢。

最近の猫は20年近く生きるから、猫が死ぬ前に母が先に死んでしまうだろう。

人間は100歳超えが増えてきたけど、母がそんなに長生きしそうもない。

あと10年くらいならと、10年が寿命のロシアンブルーはどうかと思ったり、
保護施設から、歳いった猫をもらってくるほうが、猫助けにはなると思うが、
大人猫をかわいがれるほど、母と私は善人じゃない。

毎年、ノラ猫に子猫が生まれるから、
それを飼うというのも頭をよぎったが、
母が半狂乱で怒りだすだろう。

母は、ノラ猫の子どもが嫌いだ。

近所に住む猫「下の白」は、毎年、子猫を生む。

子猫は、少し成長すると、我が家に遊びに来るが、
母は、これ以上面倒みる猫を増やしたくないから、すぐにおっとばす。

Cimg4255m子猫を面倒みる父親でもない、くびわ

去年も、たくさん生まれたが、今は「とっちゃん」以外残っていない。

みんなどこにいってしまったのだろう?

病気には見えなかったのに。

Cimg7967m とっちゃんの兄弟、ポストマンもどこに?

子猫は、たくさん生まれても、不思議とみんないなくなってしまうのだった。

Cimg8408m

つまるところ、「下の白」は、飼い猫4匹飼っているお宅で面倒みてもらっているので、
私たちが干渉することでもない。

私のブログ写真には、よく登場してるけど、うちとは、ほとんど関係ない猫たちなのだった。

ねだれば、少しのエサはあげるけど、
いわゆる、私たちは近所の商店のおばちゃん、といったところだろうか。

M_2 
ちゅうちゅうトレインのダンスみたいにすわってたところだったのに・・・。カメラ間に合わず

下の白の赤ちゃんたちを心配する声もあるけど、
母親とその娘の猫が協力して、一生懸命育てているので、
なにも、かわいそうな状況ではない。

助けなきゃいけないのは、親ねこから引き離されたひとりぼっちの状況の子ねこの場合と思う。

死んだり、いなくなったりしてるけど、自然の摂理と思えるし、
もしかすると、面倒みてるそのお宅が、何かの働きかけをしてるのかもしれない。

なんにせよ、母は、私に「お前はよそ者なんだから、なにもするな!」と日頃、どなっているので、
私は、なにもしない。

私には、何かを成し遂げる能力や運がないから、なにもしない。

ただただ、気をもむだけ。

無責任と思われるだろうけど、地域猫で、他の人も見守っているので、
私の出る幕はないのだ。

という、かんじかな。

2016年4月12日 (火)

猫のリキ君、旅立つ・・・?

2016年、4月4日の朝を最後に、野良猫リキ君は姿を消した。

毎日、朝夕とご飯を食べに来て、我が家の野良猫ハウスで、数時間くつろいだりしてたのだが、
ぱったり、来なくなった。

丸一日来なくなった時点で、理解したよ。

リキ君が、生きるのをやめたってこと。

.Cimg6577 2014.2.14 一本杉でのひとりぼっち生活

昨年の11月から少しづ食欲が悪くなってきて、
今年の3月14日には、白血病と猫エイズ、腎臓病の発覚。

Cimg6581 2014.2.14 雪の一本杉で

週2回の皮下点滴をしたり、腎臓病の薬も飲ませたけど、
食欲の低下は、止められなかった。

リキ君がかろうじて自ら食べられるものを、いろいろ買い求めたけど、
4月に入ってからは、カリカリはいっさい食べられなくなった。

一日の食事は、数時間かけて、がんばって、レトルト1つか2つ。

大きな体には、全然足りない量。

もともと6.3キロあった体重は、1ヶ月足らずで、5.2キロまで下がってしまっていた。

5キロは、体重があるように思えるけど、体をさわると、フサフサした毛の下に、
ゴツゴツトした骨の感触があった。

もうこの体重が、限界だったんだね。

Cimg6939 2014.3.4 エサの施し

Cimg6940 「がぶっ☆」 待ちきれなかったのね

長い毛で隠れてたけど、他ネコとの死闘で受けた傷が膿んだところが少なくとも3か所もあって、
いなくなる前日には、口臭がすごくて、生の鶏肉に似た異様な匂いがしてた。

体はもう、外も中もボロボロになってたんだ。

Photo  2013.10.4 一本杉で 夜もひとりぼっち

2年前の野良猫マイケルの時もそうだったけど、
リキ君も、失踪する2~3日前からエサを食べにくる回数が減って、一日一回になった。

そして死ぬ場所を探しているのか、他のエサ場なら食べることができるかもしれないという
わずかな期待から見て歩いてるのか、
意外な場所で目撃されたりした。

Cimg8596 2014.5.31 我が住宅地に移住

Cimg8597 「にゃぁ(よろしく)」

Cimg8599

エサを目の前にして、一口も食べることが出来ない自分の体に、リキ君は、
「死」を受け入れざるを得ないという「あきらめ」を悟ったのかもしれない。

Cimg0745 2014.9.16先住ネコ、くびわとのいさかい.

誰にも見つからない、静かに死ねる場所へ・・・。

水と食べ物を断ち、心静かに、その時が来るのを待ちつつ、森深い場所で、独りうずくまる。

即身仏になろうとしている僧と同じ心持ちで、自分と自然に向き合う。

聞えるものは、草木の揺れる音、鳥のさえずり、風の音・・・。

徐々に傷んでいく臓器は、苦痛をともなうから、けして、眠るようにとはいかないだろう。

私たちが、笑い、楽しみ、おいしく食べてるこのときに、
リキは、独りで、死と向かい合っているのだと思うと、悲しみが押し寄せてくる。

Cimg4686 2015.8.30 くびわと友に.

私たちは、面倒みているぶん、出来る限りのことをしてあげなければと考える。

けど、野良猫たちは、人間に、なんとかしてほしいという期待はしていない。

野良猫は、自分の死期をさとると、自分のタイミングで姿を消す。

飼い猫のように、自由に死ぬことは許されず、長い闘病を強いられるよりは、
このほうが、幸せなのかもしれない。

リキ君を、家の中に隔離して看取るというやり方も頭では浮かんだけど、
広い世界で生きてきた猫には、これは、つらい生き方でしかない。

Cimg4328 20157.13 くびわは親友

リキ君がいなくなったことで、私たちは、リキ君の、苦しみと悲しみに満ちた、
すがるような目を見ずにすんだ。

そのせいもあって、ありえないことだが、心のはしでは、リキがふだんどおり、
どこかで生きてることをイメージしてしまう。

死ぬまで、どのくらいかかるのか、

リキ君が今も死に向かって耐え忍んでいるとしたならば、
私たちに出来ることは、ただただ、彼のために祈るだけ。

どうか、苦しみませんように・・・。リキ君にやすらぎを!!

.Cimg5822 2016.2.11 お互いを必要とする関係

あまりにも急速なリキ君の失踪と終焉に、気持ちが追い付かない。Cimg6293

いろいろ男前だった、リキ君。

強すぎるあまり、ケンカを挑まれる日々で、
これさえなかったら、もっと長生きできたのにと思う。

マイケルに続き、リキ君という親友をなくした、くびわ。

うすうす異変に気付いているけど、死んだだろうことは思ってない様子。

リキが、そろそろ来る時間と、くびわとちびは、遠くを見やる。

日増しに、季節は暖かくなっている。

リキ君と身を寄せ合って温まっていたことなど、忘れていくだろう。

リキ君は、ただ、多くのオス猫がするように、新天地を求めて引っ越しただけ、
そう、くびわが気軽に考えてくれれば、と思う。

.Cimg0707 2014.9.15 ここは落ち着く

リキ君の年齢は、4歳になったか、ならないかくらい。

本当の名は、「こむぎ」。

Cimg4669 2013.10.3 一本杉で

幼少時の名前が「リキ」で、
「こむぎ」という名前で近所周辺から愛されてた。

この地域の、アイドル猫。

いままで、ありがとう。

そして、さようなら。

思い出は、いつまでも・・・・。

Cimg8604 2014.5.31 「ボクは幸せだよ」

.

.

残ってしまった、

リキ君の、飲みかけの腎臓の薬。

Photo

ほとんど食べられなくなったリキ君のためだけに買った、大量のレトルト。

350 間違って犬用のレトルトも・・・。

.・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

数日、泣きながらリキ君の思い出をまとめ、予約投稿に完成させた。

マイケルの出来事があったから、そうだと思ったんだ。

・・・・・・・。

つまり、

・・・・・・・・。

つまり、

なんと!!

リキ君、5日ぶりに、戻ってきたんだよ。

どこで、どう生きていたんだか、

ガリガリだと思ってた体は、少しばかり体重増加してて、

レトルトも、一袋、ぺろりと平らげた。

カリカリは、あいかわらず食べられないけど、最後に見た時より元気。

誰かに、囲まれてたのだろうか?

ともかく、くびわも、ちびも、嬉しそうなのが、嬉しい。

はなやかさや、にぎわいが戻ってきた。


Cimg6401 2016年4月9日 戻ってきた直後

お別れの記事を消そうかとも思ったけど、
つぎ、いなくなった時に、まとめる気力が出るかわからないから、そのまま公開することにした。

同じことは二度は出来ないよ・・・。

野放しだから、この記事をみんなが読むころに、また、いなくなってるかもしれないし、
重病ではあるわけだから、突然死、再失踪も起らないとも言えない。

ともかく、生前葬ならぬ、生前お別れ会ってことで、

勇み足の、筆者を、お笑いください。

お騒がせしました・・・sweat02coldsweats01

2015年11月17日 (火)

美しいものが・・・

‘美しいものが嫌いな人はいて?
 美しいものが死んでいく姿を見て、かわいそうだと思わない人はいるのかしら?’

----よろよろと飛ぶ白鳥を見たときのララァのセリフ(機動戦士ガンダムより-)---

.

今年の夏ごろから、母は毎日のように近所の人連れて、
食パンを持ってどこかへと、いそいそと出かけていた。

どうやら、近くに飛来した白鳥にえさをやってるらしい。

白鳥は、雑草も食べる生きもの。

今の時期だと草が生い茂ってるので、食に困らないはずだが、
母は世話を焼いているのだった。

可愛いヒナがいるというのも理由の一つだが、
母にとっては、「美しいもの」=「かよわそう」=「可哀想」のようだ。

.✿

2015年8月21日。

車で走行中、目の端に白鳥が映った。

車から降りて橋の上から見てみると、4羽の白鳥がゆうゆうと川を泳いでいた。

たぶん、これらが母たちが面倒みている白鳥だろう。

1honnto

周りにはエサとなる雑草が充分あって、パンをあげなきゃいけないような状況には見えない。

1

白鳥一家は、私が見てたので驚いた様子だったけど、
人慣れしてることもあって、逃げるどころか、こちらへと向かって泳いできた。

2

ヒナは、もう、かなり大きくなっている。

3

それでも親白鳥は、子を守るように、あいだにはさんで整列。

4

陸の上で一休みするらしい。先に上がったのはパパかな?

私は食パンを持ってないので、期待させると悪いと思い、早々に立ち去った。

.✿

2015年11月9日。

母が電話で、誰か友達に、取り残された白鳥の話をしていた。

聞けば、一羽の白鳥が飛ぶことが出来なくて、家族から見捨てられてひとりぼっちでいるとのことだった。

自分には、どうする手立ても浮かばないが、とりあえず見に行ってみた。

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橋の上から確認。

前回と同じ川の上流800M付近に一羽の白鳥が見えた。

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事情を知っているせいか、ものさみしげにみえる。

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あの白鳥一家のこどもの一羽ということだった。

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怪我してるようには見えないけど、どうしたんだろう?

5

近所の人の話では、

親鳥は、一生懸命、子どもが飛べるように教えていたのだそうだ。

川の上空を行ったり来たりしながら、飛び方を見せていたのだけど、
結局、こどもの白鳥は、バタつくばかりで飛べなかったのだそう。

そうして、家族はその子だけを残して新天地へ飛び去ってしまったということだった。

.

ここはほとんど雪は降らない場所だけど、冬の間に食べられる草があるように思えない。

2㎞離れたところには、白鳥の飛来地で有名な湖があり、
そこに行けば、仲間もいて、エサも心配ないはずだけど、
とても歩いて行ける道筋じゃない。

かわいそうに、この子はずっと、仲間もいないこの川で、ひとりぼっちで生きてくことになるのだろうか?

追記:

2015年12月23日現在になっても、白鳥は飛ぶことが出来ないようなので、
世話をしている近所の方に、
野鳥・獣の保護などをしている「環境・保全課」の連絡先を教えてあげました。
今のところ、エサをあげればふつうに食べることが出来ますが、
先のことは分りませんから。

メモ: 「白鳥のたべもの」 検索から

食パン ワレ米、雑穀、マコモ(川辺に生える雑草のひとつ)の茎や根、
稲の落ち穂、水中の藻----などを、水をすくいながら食べる。

2015年10月11日 (日)

弁当屋の猫

9月4日。まだ暑い盛り。

信号で止まるたびに、300円弁当屋の裏口に目をやる。

ここには、常連さんの猫が数匹いるのだ。

今日は、サバトラの猫を発見。

さて、どこにいるでしょう?

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猫は、暑い日差しをさけて、よしずの裏側で、お昼寝しながら、ごはんを待っていた。

2014年6月13日 (金)

スズメつぶ(親子で食事③)

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スズメとりびあ

・スズメがよく地面でなにか食べているのは、雑草の種。
 落ちてるのをついばんだり、穂先からしごいて取ったり。たんぽぽの種も食べる。

・水浴び(体に付いた寄生虫をとっている。)、砂浴び(水がないとき体を洗う)

・人の住まないところには生息しない。

・ケンカのほとんどの原因は、巣つくり場所の取り合い。こだわりがある。

・スズメのお宿(集まる木)には、若鳥たちがほとんど。

 情報はNHK「ダーウィンが来た!(スズメの不思議)」2010年11月21日放送から
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?p=p216

(おわり)






2014年6月12日 (木)

スズメつぶ(親子で食事②)

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スズメは、3~5羽産み育てるのがふつうだが、
食糧難(子スズメが食べる幼虫がいない、草むらが減った)や
住宅難(巣をつくる場所がない、鬼瓦や戸袋を利用してたのに洋住宅が増えた)のため、
1羽くらいしか育てられなくなってきてるそうだ。

この20年でスズメは半数になったという。絶滅危惧種に入ってしまうかも?

牛乳パックほどの隙間があれば巣は作れるらしいから、
なんとかならないものだろうか?

(つづく)









2014年6月11日 (水)

スズメつぶ(親子で食事①)

スズメの親子がベランダに来てた。(5月26日撮影)

ヒナは空を飛べるようになったものの、まだ食事がうまく出来ないらしい。

私がまいた米粒を、ヒナは自分でついばむことは出来るが、
飲みこもうとした瞬間に落してしまうのだった。

口先からのどの奥に食べ物を送る動作も訓練が必要なようで、
それができるまでは、親から食べさせてもらうことになる。

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(つづく)













2014年6月10日 (火)

スズメつぶ(部屋をのぞく②)

スズメの中には、時々、羽のボサボサしたものがいて、
ずっと羽の生え変わったばかりのヒナ(イメージはぺんぎんのヒナ。)なのかと思っていたが、違ったらしい。

繁殖期になると、体をふくらませて求愛するのだそうだ。

スズメの繁殖期は年3回あって、子育てが終わるとすぐに繁殖活動に入るといった繰り返しだとか。

写真手前のスズメもぷっくらふくらんでいる。(5月10日頃に撮影)

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先日、久しぶりに押し麦をやってみた。

数年前にあげたときに、大きすぎる麦粒を、地面に叩きつけて砕いてスズメは食べていたので、
もう一度それをみたくなったのだ。

ところが、スズメたちが代わる代わる来ては、
「なんだこりゃ。これは無いな」と冷笑しつつ、拾い上げることもなく、遠目で見ただけで帰ってしまった。

どうやら贅沢嗜好になってしまったらしい。

押し麦は誰も食べることなくそのままで、夜になった。(夜にスズメは来ない)

朝になって見たら、きれいに麦が無くなっていたので、
ひもじさのあまり、ようやく食べたのかと一瞬思ったが、
これは他の鳥が食べたに違いない。

「ここにエサがある」といううわさは、種類を超えて伝わり、
ヒヨドリや鳩がひそかに来てたりしてるのだ。

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鳩は、ベランダにいると意外に体が大きく見えて、ぎょっとしてしまう。


(おわり)



2014年6月 9日 (月)

スズメつぶ(部屋をのぞく①)

10年ほど前から、ベランダでスズメに餌付けをしている。
米を袋から米びつに移す際にこぼれたものを与えたのをきっかけに、毎日くるようになった。

一日一回だけなら、スズメもさほど私に期待はしないが、
ちょっとこのところ甘やかしてしまったらしい。

雨の日のスズメは、哀れに見えて、一日数度、米をあげてしまったのだ。

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雨の日は、あまり鳥を見かけないが、食事は我慢してるのだろうか?

こんなびしょ濡れ姿で、ベランダの手すりにとまってエサを待たれたら同情しないわけにいかない。

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米粒を小さじ一杯ほどまいたら、

「てーへんだぁ~!米がまかれたぞ~!!」

てな様子で、仲間を呼びに行き、みんなで食べ始める。

多いときには6羽一度に来る。

足りないと思って、追加してばらまく。

そんなことしてるうちに、スズメは図に乗って「エサ欲しいアピール」をしだしたのだった。

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             (竿ばさみの先端にとまっているスズメ)

カーテンの隙間から見える位置にとまって、自分が来てることを見せるのだ。

時には、これ見よがしに右往左往とぴょんぴょん手すりの上を歩いたりする。

部屋のどこに人間がいるのかレース越しでも見えるようで、
物干し竿からじっと見つめてしぶとく待っている。

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最近では、わがまま度が増して、くちばしでガラスを「コツコツ」させたり、
羽ばたいて、ビチビチと大きな音を立てたりするまでになった。

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スズメもなかなか人間臭いところがある。


(つづく)







2014年5月31日 (土)

捨てられた赤ちゃん猫の死

「犬や猫は、‘野生’だから、赤ちゃんであっても一人で生きていける」

そう思ってる人が、世間には少なからずいる。

だとすれば、この理屈からすると、

「人間は‘生きものの中で一番知能が高い’から、
             赤ちゃんであっても一人で生きていける」

ということになる。

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とある動物園では、本来、半水中生活しているはずのカバやシロクマの子供が、
水を怖がって泳ぐことが出来ないということがあった。

育児放棄などで、親からやりかたを学べなかったからだ。

なので、飼育員が一緒に水に入り、長い期間をかけて、泳ぎ方などを教えたのだった。

生まれながらの能力と思われてた習性は、
じつは親からの教育で学んで身についたものだった、ということがよくあるのだ。

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✣ 捨てられてた赤ちゃん猫を保護 ✣

5月20日 火曜日。

夕方4時に、母が電話で知人と、子猫が死んだときの処分のしかたについて話し合っていた。

どうやら、野良猫のエサ場になっている「一本杉」に、
目の開いてない赤ちゃん猫を、誰かが捨てて行ってしまったらしい。Photo

しかも、赤ちゃん猫は今にも死にそうな状態のようだ。

1時間後、私は一人、こそっと一本杉に見に行ってみた。

母は、私がこういう話に介入することを、ものすごく嫌い、これ知ったらすごい剣幕で怒るだろう。

私は、そこに置かれている野良猫用の猫小屋の中を、恐る恐るのぞいてみた。

いないことを願って・・・。

赤ちゃん猫の姿は、なかった。

ほっとして立ち去ろうとしたが、赤ちゃんの小さな体では物陰で見えない可能性があると思って、
小屋をバラして、ちゃんと確認することにした。

タオルや座布団などを一つ一つ外し、最後の大きなクッションを取った時、
小屋の奥隅に横たわる赤ちゃん猫の姿が目に入った。

それはさも、何か怖いものから逃げ隠れしようとして、入口から遠い隅にちぢこまった姿にも見えた。

‘あぁ、見つけてしまった。’

落胆と責任の重大さで頭がくらくらしそうだった。

こんな状態では、たとえ赤ちゃん猫が元気であっても、誰も見つけることはできない。

子猫が助けてほしくて人前に出るのと違い、赤ちゃん猫は目も見えない歩けないこともあって、
外敵から身を守るためにじっとしてるのが普通だ。

捨てた人は、そういうことをよくわかってなかったのだろう。

死なせたくないつもりでここに捨てていったのだろうが、これは殺したのと同じことだった。

何人かの通行人は、赤ちゃん猫の存在を知ってたらしいが、
野良猫を扱うのと同様に、目の前にネコ缶を開けて置いていくことしかしなかったようだ。


赤ちゃん猫はミルクしか飲めず、しかも乳房から吸うことしかできないということ、
排せつも、おしりを濡らしてあげないと出せないということを知ってる人はいなかったようだ。


知ってたとしても、面倒だから嫌だったのかもしれない。

ここは無責任に野良猫をかわいがる場所で、
里親探しの場所ではないのだ。

赤ちゃん猫は、捨てられてから、食べ物をもらえず、ほっとかれていたのと同じだった。

赤ちゃんの呼吸する胸の動きが見えず、
一見、死んでるのかと思ったが、かすかに手が動き、生きてることがわかった。

小屋の奥に手を伸ばし、横たわる赤ちゃん猫をつかんだら、
ひんやりした温度が手のひらに伝わってきた。

赤ちゃん猫の体が、驚くほど冷たい。

親ねこの体温で温まることが出来なかったせいで、
外気温の伝わった冷たいプラスチックの壁に体を横たえてたために、
すっかり冷えてしまったようだ。

猫の体温は38度だから、熱く感じなければおかしいのだ。

‘さて、こらからどうしたものか?もうこれ以上猫を飼うことは出来ないし・・・’

かかりつけの動物病院が、いつも里親募集の張り紙をしていて‘当病院で預かってます’ということを思い出し、
ダメもとで相談してみようと思い、すがる思いで病院へ向かった。

あわよくば預かってもらえるかな?という淡い期待も多少はあった・・・。

✢ 動物病院も拒否 ✢

夕方6時すぎ、動物病院で赤ちゃん猫をみてもらった。

先生が、「この衰弱ぶりは、昨日捨てられたものじゃないな。もっとだよ」といった。

私は昨日捨てられてたのかと思っていたが、
事実、あとで母から聞いたことには、3日前から捨てられてたという。

とすると、こまめに食事する赤ちゃん、3日以上も食べてなきゃもう絶望的じゃないの?

結局のところ、病院では預かれないとのことだった

理由は、

・かなりの衰弱から点滴を打つ必要があるが、体が小さすぎて針が血管に入らない。
 せめて体重500gないとできない。

・当病院には猫用のミルクは置いてない。

里親ボランテァに預けるにしても、やはり赤ちゃんという小ささでは預かってもらえない。

ということだった。

赤ちゃん猫の引き取りは、ボランテァでも無理なのだ。

.

この病院には猫用ミルクが無いので、助手の人が、
ペースト状のネコ缶をお湯で溶いたものを、
スポイトに入れて赤ちゃん猫に与えてみた。

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だが、飲みこもうとせず、ペーストが口の周りにあふれ出るばかりだった。(↖写真)

‘プロでも飲ますことが出来ないのは、ミルクでないからだろうか?’

病院では、これ以上手の施しようがないというので、連れ帰ることとなった。

会計は、無料とのことだった。

たぶん、助かる見込みがないから、サービスしてくれたのだろうと思う。

✢ 自宅でミルクを与えてみた 

帰りがてら、ホームセンターで、猫用ミルクを買ってみることにした。

飲まないだろうが、試すだけ試したい。

猫用粉ミルクは、たいがい200mlの缶で1000円以上する高額品で、
店に置いてないことも多い。


それだけ、買う人や必要と思う人がいないということで、
赤ちゃん猫の世話が出来る人も少ないということだ。

今回はじめて、ストレートタイプの猫ミルクを見つけた。

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250mlで208円という、少ない量と手ごろな金額。(ニュージーランド原産)

少ない量のミルクを作るための、微妙な粉とお湯の配合に神経使うこともないし、
結局飲ませられずほとんどが残ってしまうのは分ってるから、
これはほんとに助かるサイズだった。

自宅に戻り、ホッカイロを入れたタオルに赤ちゃん猫を寝かせ、
さっそく温めたミルクをパフに染み込ませて口に含ませてみた。

やはりミルクでさえも飲もうとせず、吐き出そうと口をぶくぶくさせるばかり。

‘スポイトで強引にのどの奥に入れないとダメか?’

ふと気が付くと、おしりからおしっこが玉のように染み出し始めていた。

病院で刺激させても出さなかったのに、ホッカイロがよかったのだろうか?Photo

ティッシュ3枚がびしょびしょになるほど、赤ちゃん猫のは大量のおしっこをした。

上半身は、ミルクでびしょ濡れだし、おしっこも拭かなくちゃいけないし、
けっこうあわててしまった。

予想外だったので、準備してなかったのだ。

しばらくして、あたたかなタオルの上に赤ちゃん猫を寝かせタオルをかけた。

赤ちゃん猫はおとなしく寝ている。

これなら、動物嫌いの家人に気づかれずに済むかもしれない・・・?

たぶん、1,2ヶ月の辛抱なのだ。

元気になって跳ねまわれるようになれば、
一本杉に置くことが出来、誰かにもらわれるチャンスがくるかもしれないのだ。

とりあえず、パフではミルクを与えるのは無理なので、スポイトを取りに実家に向かった。

✢ 野良猫も拒否 

8時半に実家に行くと、すでに寝てた母がけげんな顔で「何の用?」と起き出てきた。

「スポイトをね・・・」とためらいながら私が答えると、

「スポイトをどうするの?!」と母は不信顔。

しょうがないので、怒られるのも承知で、赤ちゃん猫を連れ帰ったことを告白した。

すると驚いたことに、母は、

「連れてきなさい!野良猫に面倒みさせよう!
子供産んだ猫がいるから世話するかもしれない」

と気が効いたことを言う。

猫が他の動物の赤ちゃんの世話をした話は聞いたこと無いけど、
おもしろい発想、やってみる価値はある。

場合によっては、知らない猫だとかみ殺されることもあるかもしれないが、
スポイトでミルクをやってみてもやはり飲まなかったので、
もうこれに賭けるしかなかった。

そしてわが家の野良猫用の猫ハウスに、箱に入った赤ちゃん猫を入れた。

外ではあるが、風は吹きこまないあたたかい作りになっている猫ハウス。

一晩様子を見ることにした。

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次の朝、赤ちゃん猫の世話に四苦八苦する夢で目が覚めた。

かなり赤ちゃん猫が私にとって悩みの種になっている。

心配のあまり早朝の8時に早々と実家に行ってみると、驚いたことに、
我が家の猫ハウスに野良猫が一匹もいなかった。

朝から雨が降っていたというのに、ふだんいる野良猫たちが、
一匹も雨宿りに来ていないのだった。

雨の日は必ず、やむまでずっと中に入っているというのに。

母の話だと、一度、野良猫たちは来たのだが、赤ちゃん猫の気配に気が付いて
大騒ぎしながらエサもほとんど食べず帰ってしまったそうなのだ

ふだん、よそ猫とはケンカするほど気が強いくせに、
赤ちゃん猫相手に何が怖いというのだろう?

結局、その後、夜になっても野良猫たちが来ることはなかった。

✢ 飼い猫たちと赤ちゃん猫の死 

母は、かわいがってる野良猫たちが来なくなったことと、
赤ちゃん猫の今後に対する責任と不安から、
ヒステリックに私にわめきちらした。

言ってることが支離滅裂で私には理解できなかったが
「赤ちゃん猫を家に入れる」と母が言い出した時には、ありがたかった。

母は、はじめ、
「赤ちゃん猫の顔は私に見せないで!」「家の中には絶対入れないで!」と
騒いでいたのだ。

また、母は「もう一匹赤ちゃん猫はいるのよ」といって雨の中探しに行き、
ずぶ濡れの状態で、手ぶらで戻ってきた。

小屋の中にいたあの赤ちゃん猫があの状態なのだから、
外にいたもう一匹の赤ちゃん猫は絶望的だろう。

一匹ですら世話したくないと悲鳴あげてるのに、よく分らない行動だ。Photo_2

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赤ちゃん猫は物置部屋に隔離することにした。

ふすまの外側では、マリアがやってきて心配そうに座っていた。

赤ちゃん猫は、寝てるときはほとんど鳴かないが、
ミルクをあげようと抱き上げるたびに、大声で鳴く。

ほとんど食べていないのに、どこからそのエネルギーが出るのか?

その声で、レオンも心配してやってきた。

マリアも、レオンも面倒みのいい子。

赤ちゃん猫の世話の適任は、実はこの2匹だったのかもしれない。

でも乳が出なきゃ意味ないし、赤ちゃん猫は朝から下痢が止まらず
すぐにうんちまみれになる状態になっていて、さわらせるわけにはいかなかった。

日中は、母と私で2時間おきにミルクを与えていたが、
まったく飲みこむしぐさはみせず、ただスポイトから出した分のミルクで
いつの間にやら、赤ちゃん猫の上半身がびしょ濡れになるのみだった。

でも、唾液を飲みこむほどには飲めたのではないか?とも思ってはいた。

食べる行為は体力がないと出来ないといわれるが、
暴れる元気、大声で鳴く元気があるから、すぐに死ぬとは思わなかった。

次の朝6時に見たら、赤ちゃん猫はすでに天国に旅立っていたのだった。

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去年、野良猫の生まれて間もない赤ちゃん猫にミルクを与えたことがあった。

子猫が嫌いな母が大騒ぎしたものだから、親ねこが子猫を置いて逃げてしまったのだ。

4時間も親ねこは戻って来ず、心配した私が猫用ミルクを買って、
6時間後スポイトであげてみたが、
口をぎゅっとして開けようとはせず、まったく飲まなかった。

いつのまにやら親ねこが連れ帰ったが、その後、親ねこしか見かけないところを見ると、
赤ちゃん猫は死んでしまったようだった。

それ以来‘6時間ミルクを飲ませないだけで、赤ちゃん猫は結局死んでしまうもの’と、
私は思うようになった。

病死や外敵に襲われたとも考えられるが、赤ちゃん猫にはすぐにミルクを与えないといけないと
私は思っている。

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‘猫は野生だから一人でも生きていける’という人がいるが、
これが、一人で生きる羽目になった、赤ちゃん猫の現実なのだ。