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カテゴリー「反抗期は終らない」の10件の記事

2016年7月 9日 (土)

ADHDな、うちの母親

結局人の仕事は 若いときに与えられたものを
 一生かけて解くということなのかと このごろ思う

                   筒井清忠      朝日新聞 「折りのことば」 2016.6.29から

Photo


ずっと気になっていた大人版のADHDの本が図書館にあったので、手に取ってみた。

母が、ADHDらしい・・・からだ。

.

◇ 大人のADHDの症状 ◇

・ 片づけられない、忘れ物が多い、衝動買い、段取り悪い、いつも探し物をしている

・アイデアマンで行動力もあるが、会議など、下準備や練るのが嫌いで途中で挫折。

・単純作業、雑務が嫌い、じっとしていられない。

・順番を待っていられず、列に割り込む、人の話をさえぎって、しゃべり続ける。

・多趣味だが、あきっぽい。一つの会社に長く勤められない。

・発言が気まぐれ、面倒なことは先送り

・遠まわしな発言が苦手で、思ったことをすぐに口に出す。

・・・など。

.

この本は、イラスト付きで読みやすいが、‘あなたはこんなふうにダメなんです’と連発で指摘されてるような書き方で、
当事者が読んだらへこんでしまいそう。

解決法も書いてあったけど、結局のところ、「周りがこまめに世話を焼きましょう」ということらしい。

当人にADHDを自覚してほしい→アスペルガーかも、って、解決になってないよ。

知りたい情報は、これにも書いてなかったので、もうADHDの本は読まないと思う。

.

母がADHDであることに、何が迷惑で困っているかというと、

『一般常識や理屈が伝わらない』

ということだ。

物事を断片でしかとらえないせいで、勘違いもすごく、
誤解したまま信じて、他人の意見を聞き入れない。

一番、嫌なのは、
ささいなことで、いきなり激昂することで、
言われたほうは、かなり神経すり減る・・・。

◇ 母の変なとこ ◇

・聞きかじりで、よく理解しないまま、うのみにする・
 私が子どもの頃、母が「石立鉄男と大場久美子は親子なのよ」と言っていた。
職場の人が話していたことを信じたらしい。
おそらく彼らはドラマの内容(秘密のデカちゃん1981年放送)を話していたにちがいないが、
母は、ドラマを見ないから、言葉どおり受け取ったようだ。
(他にも、母は‘山口百恵の父は宇津井健なんだよ’と言ってた)

・否定や反論には過剰に反発・
ふだん母は、酒など少しも飲まず、好きでもないのに、まれに、
180mlのビールを買ってきて台所で料理しながらちびちび。
何で見て学んだんだか、かっこいい行動と思ってるらしい。
それじゃ、キッチンドランカーなのだが、わからないようだ。
「豆腐やからあげと一緒に飲んだらおいしいよ」、と教えたら、
「だって知らないんだもん、しょうがないでしょ」と逆切れされてしまった。
「それは間違いだよ」と言ってるのも同然だから母はキレたのだ。

・じっとしていられず、家にいられない性分、出かけ戻るとすぐ出かける・
専業主婦や働いていない人を平気でバカにして見下す。
夫に頼ったり、夫の収入で生活してる人を変だと言う。

・その場の感情で思ったことを後先考えず、発言するので、数日経つと覚えていない・
「カメラを使えたら楽しいだろうね」と母がいうので、
3日後にカメラを渡そうとしたら、「自分で撮れないの?」とけげんな顔をされてしまった。
自分で写真を撮りたいと言ったことを忘れてしまったようだ。
自分で話したおしゃべりの内容は、ほとんど覚えていない。
発言に責任感なし。

・どんな時でも、夫婦喧嘩で殴られても家族が亡くなっても泣くことがない・
感情移入が出来ないらしく、ドラマも映画も小説も歌も関心がなく、見ない。
泣いてる人を不思議そうな表情で見る。

・食べることに興味がなく、ぼろぼろこぼしながら食べる・
そのくせ、他人がくれた食べ物には文句をつける。
外食やおいしいものを食べに出かけることに興味がない。

・自分の想像が、いつのまにか真実のことだと思いこむ・
夫婦喧嘩の原因は、母が自分の妄想が原因で父を責めてたからだ。

・睡眠が浅く、目を閉じてるのと眠っているの違いが分からない・
寝てる人にふつうに話しかける。

・苛立ってるときは、深夜でも相手に電話をかける・
午前2時だろうが、真夜中に怒りで目が覚めた途端に電話攻撃。
そのくせ、夜の9時に電話がかかってくると「こんな遅い時間に失礼だ」と怒る。

・見知らぬ他人をつかまえて身の上話を長々と話す・
が、家族との肝心な内容の会話はほとんどなし。

・家族は裏切るものなので、信用できるのは、他人、と思いこんでいる・

などなど。

数年前のことだが、叔父が亡くなり、葬儀場で、
母は、ふだんと違う環境からか、興奮してひとり大声でしゃべりまくり、止まらなくなった。
家族葬でたった9人の知れた親戚しかいなくて、甘えから心の制止が聞かなかったのかも知れない。
「静かにして、となりにも葬儀に来てる人はいるのだから」と母の姉妹は穏やかな声で言ったが、
母は「バカにされた!」とますます大きな声で、ひとり空(くう)に向かってしゃべり続けたのだった。
私が猫の介護のために途中で帰ると、そのあとは、なぜか静かになったらしい。
また、母の姉妹が、そのあと何度か母とドライブに誘ったが、そのたびに母は車中で大声を上げたということだ。
ふだんと違う状況は、母を興奮させて、おしゃべり暴走をさせてしまうようで、
しかし、本人は自覚があまりないようだから、どうしたものかと悩む。

あるとき、別のADHDの本に、

子どもがバスの中で騒ぎ出したら、いったんバスから降りて、
状況の空気を変えてあげましょう

というのがあった。

そうか、母が興奮したらこの方法をとればいいのだ。

いったんみんなで部屋を出て、その場の雰囲気を変える。

いままで読んだ中で、ためになったのは、この一文だけだったな。

あるADHDの本の挿絵から。 母はこんなタイプ。downwardleft

2_2

私はこんなタイプ。downwardleft

1_2
性格が違うから、母とは対立しちゃうのよね。

2016年4月 4日 (月)

「人間とは何だ」で毒母チェック

TBSスペシャル「人間とは何だ・・・!?」 2016年3月21日放送。

「人はなぜモメるのか?」の「毒母(ドクハハ)」の話から。

.

◇毒母チェック◇ 3つ以上ついたら自分は毒母だということ。
             (自分のことはあまり見えてないから、はたから見るよりもチェック数は少なめになるということだろう)
.

①言うことに疑問・同意しないことは許さない  (※番組では「疑問同意しない」だったが、反論するなという事だから・・・)

②過剰な期待をかけプレッシャーをかける

③望みどおりになるように指示してばかり

④学校・仕事・恋人を選ぶときに介入する

⑤親子の縁を切ると言って脅したことがある

⑥「バカ」「醜い」など、ののしったことがある

⑦いつも自分が中心でいたい

⑧「正しい」「正しくない」と決めつける

⑨自分の誤りを認めようとしない

批判されることに敏感

.

臨床心理士の信田さよ子さんの解説。

Q 毒母に何故なるのか?

「母親の自分の不安をそのまま娘にあてはめて、
この娘がこうなってはいけないと思うとものすごく干渉して、
母親自身が、もう一度、人生をリベンジしたいという欲求の身代わりにして娘を使っている。」

「娘に関心(愛情)を注げない母親も毒母。
嫉妬が働くんですよ。
‘同じ女に生まれたのにあなたは良いわね’、と、
‘私が得られないような愛情を注がれ、私よりはるかに美しい・・・。’
昔から母というのは娘に嫉妬して、娘の幸せを奪い続ける存在でもある、というのは裏側の真実。」

.

◇ 親の悪い行動は、こどもの脳に異常 をきたす◇

・暴言を浴びせられると、脳の聴覚野に異常。 耳が聞こえ悪くなる。

・親のケンカなどを目撃すると、視覚野に異常。 

私の母が毒であるかどうかなんてことは、どうでもいいのだけど、
ほぼ、毎日、母とトラブっているので、こういう番組があると、つい見てしまう。

毒母チェックは、ほぼあてはまる。

母は、私に対してだけ、疑問や質問は受け付けないし、
はじめての職場は母が決めた場所。

はじめての就職の時の通勤のための服装も、母が勝手に選んできたものだったし、

家で話した職場に対する愚痴を、たびたび職場に遊びに来ては、
同僚に話してしまったりするので、結局、辞める羽目に。

つきあいはじめた彼に勝手に電話をかけて、破断にしたり、と邪魔ばかり。

母は私を管理して、まるで母のコピーを仕立てようとしてる感じだった。

母は、よかれと思って先回りするけど、
時代が違いすぎて、母の価値観やセンスは古くて、
世間から笑われるのは私の方なのだった。

.

母の場合は、解説にあるような、「娘への嫉妬」や「自分の人生のリベンジ」というよりも、
「自分が考えてることは正しいから、言うとおりにしなさい」という親切心に思える。

実際、当人は、自身を「心優しい、正義感の強い人」というふうに思い込んでるのは日々の発言や行動でわかる。

「いいことをしている」と思っているから、反論したりする相手は「悪い人」ということになるのだ。

つまり、反発する娘である私は、母からすれば悪い子に見えるということなのだ。

だから、母は、私を矯正しようと文句が出る。

.

母が優秀な人間ならば、指示に従ってもかまわないのだが、母はかなりの世間知らずなのだった。

たとえば、電池は単一、単二、単三の種類があることを知らない。

懐中電灯などの電池交換の時になると、毎回、大騒ぎになる。

先日は、私が山崎◯ンのシールを集めてると知った母がシールをくれたのだが、
他のパンメーカーのパ◯コのシールだった。

シールが違うことを告げたら、「同じスーパーで買ったんだよ!?」と驚きのことをいう。

とまぁ、こまかないざこざが日々たくさんある。

.

母は高齢で、ますます頑固な性格になり、発達障害(たぶん)のうえ理解力が低いから、
いろんな面で心身疲れてしまう。

なんといっても、こんなふうに、気持ちを落ち着かせるために、長々と愚痴をブログに書きつづって、
貴重な数時間を無駄に使ってしまう弊害が一番困っている。

2016年2月 3日 (水)

私は女中か!と母キレる

飼い猫アリスが腎臓病なので、母と私で協力しあって介護してるのだけど、
母との意志疎通がうまくいかず、よく衝突が起こる。

.

12月のこと、飼い猫のアリスは病気で激やせしてることもあって、
逆さまつ毛により眼球に傷ができてしまった。

1ヶ月ほど、専用の目薬をさし、治ったかに思えたが、目はパッチリ空いてるものの、
まだ傷が残ってることに最近気が付いた。

「目薬は継続しなければいけないね、
最低でも一日3回、朝昼晩と、毎日、目薬をやり続けないといけないかもね」
と私は母に話かけた。

そして、
私が実家に来るのは午後からなので、午前中の点眼を母にお願いし、
また、出来たらスポイトで水を飲ませて欲しいことも、頼んでみた。

スポイトで飲ませられたなら、毎日の点滴(一回1680円)の間隔をあけられ、
ひと月5万円くらいかかってる治療費が少しは減らせると思ったからだ。(支払いは私)

だが、そう説明を聞いたにもかかわらず、母の口から出たのは、怒号だった。

「お母さんを女中扱いして!女中だと思ってるんでしょ!
女王気取って!家でも女王して威張り腐ってるんでしょ!?」

いつもそうなのだが、
母は、私が意見を言ったり、はたまた、提案や協力のお願い事さえも、「命令」と受け止めて怒り出すのだ。

話の内容なんかは関係なく、母の脳は「指図されてプライドが傷ついた」という感情が優先されてしまうらしい。

まったく疲れる、話にならない。

「無理ならいいよ、やらなくても」と私は言ったのだが、
怒りが収まらなかった母は、次の日も、「私を女中扱いして!」と私に罵声を浴びせまくった。

アリスの生活が昼夜逆転して、世話が大変なのはわかってるし、同情もするが、
私も出来る限りのことはしているのだ。

・・・・疲れる、ストレスで体の表面や神経がビリビリする・・・気が変になりそう・・・。

.

思い返せば、私が中学生だったころから、母は、私に怒りをぶつけていた。

顔が父に似ているからと思っていたが、本当の理由はわからない。

姉妹ケンカでも、問答無用で、姉の味方だった。

「一度ぐらい『お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい』といってくれよ!」と思ったこともしばしば。

社会人になった時には、母は姉に対しては「働きに行かなくていいよ」と、
たった一回、胃潰瘍になりかけただけで、病人扱いして、ずっと家事手伝いだった姉。

私に対しては、失業して家にいるたび、「働きに行け!」とものさしでなぐってきた。

私のほうが、子どものころからめまいの病気があり、よく通院、検査を繰り返し、
高熱も出て寝込むことも多かったのだが、母の記憶には残ってなかったらしい。

私が普通に結婚すると、今度は、「よそに嫁いだ娘だから」と、さも、家や親を捨てたかのような言い回しで、
電話で親戚中に私の悪口を言った。

その後姉が結婚して、私よりもさらに遠い隣町に引っ越したというのに、
なぜか「よそに嫁いだ娘」とは言わないのだった。

あまりに、母の私に対する扱いがひどいので、
「さぞかし私は橋の下から拾われたこどもなんでしょうよ」と言ってみたことがあったが、
母は嫌味が分からず「顔が親にそっくりなのに、ほんとバカだね」と言ったのだった。

母の私に対するいじめは無意識だから、母には自覚がないのだった。

.

母は、「私は女中か!」と怒っていたが、猫の介護以外では、頼みごとをしたことはない。

姉のように実家に来るたび母にわざわざ玄関の鍵を開けてもらうことはないし、
姉のように、「おなかすいた~」といって昼食を作ってもらうこともない。
(一度だけ何かたべものある?と聞いたことがあったが、私に作れっていうの!?と、
キレられたので、私は実家に来るときはいつも弁当持参)

姉のように、来るたびに通勤代としてガソリン代をもらうこともないし、
「今月家計費がないの」といって、母からお金を借りて、なかなか返さないということもしていない。

姉は、「捨てて!」と自宅からごみやいらなくなったものを、母に何とかしてもらおうとよく持ってくる。

どう考えても、女中扱いしてるのは姉の方なのだが、母は怒らない。むしろ嬉しそうだ。

姉が現れると、ソワソワして接客をし始める。

「お茶出さなきゃ、お菓子ないんだけど・・・」と。

「そんなこと、私にしたこと無いよね。(姉のことは)まるで、お客様扱いね」と母の豹変ぶりに口を挟んでみたら、
「お客様でしょうよ!!」と、母はくわっと目をむいて私に言ったのだった。

・・・あ、そう。

別に母に愛してほしいとは全く思わないけど、
この「女中騒ぎ」前から、
最近になって私のほうが、
「自分ってもしかして、母の中ではお手伝いさん、もしくは奴隷か?」という考えが沸き起こっていた。

奴隷から「こうしたほうがいいんじゃないの?」という発言があったなら、
「お前、何様のつもりだ!!」という対応になるのは当然のことなのだ。

.

女中騒ぎ次の日、めずらしく姉から電話がきて、
「お母さんに対して、ずいぶん鬼ババァなことしてるらしいじゃないの」と言われた。

「実家に来ても寝てばかりでなにもせず、女王様気取りで、お母さんをこき使ってるとか。
病院へ送る時も、お金をせしめるって聞いたよ。
お母さんの話だと、相当、ひどい人間に聞こえるんだけど」

と姉は言う。

それを聞いて、私はぞっとした。

母は、何人の人に、私の悪口を電話でしまっくったのだろう?

なんか誤解があるので私は言い訳した。

「昼ごろ寝てるのは子供のころからだし、体調が悪かったからなおさら眠かったんだよね。
アリスの世話の合間に寝てるだけだから別に問題ないはずなんだけど。
こき使うってのは、このあいだ野良猫たちが乗るは下の上にジャージ着た男子学生が2人寝ころんでたから、
注意してもらったんだけど、それかなぁ?
私の声はハリがないし説得力もないから、お母さんに注意してもらったんだよね。お母さんのほうが声が通るから。
お金は、お母さんが言い出したんだよ。
猫のマイケルを病院へ送るときに『お金払うから連れてって』って言われたのが始まり。
私がくれと言ったわけじゃない。
(※ツレの親戚の人も、私が送迎した時には駄賃を払ってるので、ふつうに大人として当たり前の行為だと思うのだが・・・?)」

姉は、それを聞いて「なぁ~んだ」と言い、「年取ったからなんだね、きっと」と結論付け電話を切った。

.

この電話の次の日、母は普段通りの態度で話しかけてきた。

でも私は心が傷ついたままで、口を利きたくなかった。

姉の話をまるっきり信じるのもどうかと思うが、姉が知るはずもない私の行動を知っていたところを見れば、
母が私の悪口を姉に言ったのは、明白だった。

「頼んだ牛乳の代金、払うよ」と言ってきたので、
「金をせしめると思ってるなら、払わなくてもいいです!!◯◯ちゃん(姉)から聞いたよ」
と憤慨しながら私は母に言った。

だが、母はケロッとして、「いつも治療費がかかって大変そうだよ、としか言ってないよ」と
いうのだった。

たぶん、しらばっくれてるのではなく、本当に自分の悪態を忘れてるのだ。

母は、その時々の感情のまましゃべりまくるだけだから、自分が何を言ったのかいつも覚えていない。

母の無責任な言動に、いつか真に受けた親戚から私は殺されるんじゃないかと思う。

だから、今のうちに、やりたいことをやっておこうと思うのだが、
母のわがままにつき合わされて、なかなか出来ない。

この頃は母は、「明日、病院行くから午前中来て!」 「今から出かけるから、留守番に来て!」と連絡してくるのだ。

猫の看病があるから、誰か家にいないといけないから協力しないわけにはいかない。

「今から来て!」などと言われるたび、じつは、泣きたい衝動に襲われている。

その日の予定がおじゃんになるからだ。

「せめて数日前に言えないの?洗濯中だったら、すぐ行くことはできないんだよ!」と、
何度お願いしても、母には伝わらないのだった。

母の中では、私は一日中ヒマしてると思ってるらしい。

いつかは、再就職しようと思ってるし、その準備なども考えたりしているが、
「今から来て!」などと言われ続けてたら、そんなこともできそうもない。

ほんとに「今から来て!」と言われるたびに、イラッと思うのだ。

こき使われてるのは、私の方だ。

いろいろ疲れる・・・母に会話が通じない・・・。

ストレスが溜まって、母の発言にモヤモヤして、脳内の情報処理で5日間もぼーっと費やしてしまった。

母のことを考えることに時間を使いたくなかったのに・・・。

映画を見て気持ちを切り替えたい。でも、時間が取れない。

モヤモヤする。

こんなくだらない記事を書いてる時間も無駄でしかないのに、書かずにいられなかった。

明日からは、気分を切り替えなくちゃ。

2015年6月26日 (金)

親のありがたみ?

「結婚して、親のありがたみがわかったでしょう?」
姑がニコニコと、私にそう言った。
悪気があっての言葉ではない。
彼女の発する言葉はいつも「常套句(じょうとうく・一般的によく聞く文章)」なのだ。
彼女のその言葉には「そうなの、私たち親世代は、すばらしい存在なの。気づいてくれた?」
という意味が含まれてる気がした。
‘この人は、幸せな親子関係を築けたんだな’と私は感じた。
そうでなければ、こんな言葉は出てこない。

もの心ついた時から、両親は殴り合いのケンカしてて、
「いつかとばっちりで、両親から殺されるのではないか?」という不安を抱えてた私の小学生時代。
何かあたっとき、親が守ってくれるという期待は持てなかった。
中学からは、母とはそりが合わず、ことあるごとに母はいつも私に、
「男が欲しいんでしょ?欲求不満なのよ!!」と声を荒げていた。
いま思えばこの言葉はほんとうは、父の女性友だちに言いたかった言葉なのだと思う。
母にとって、ただの、私はうっぷんのはけ口・・・言う相手を間違えてる。

「親の言ってた言葉(忠告など)が、今(だいぶ大人になってから)になってからわかる」とか、
「子どもを持って、ようやくあの時の親の気持ちがわかる」などと聞くが、
たぶん、私は一生思うことはないだろう。
親から教わったものなんて何もない。
ひらがなだって、小学校入る直前に近所の年下の子がひらがなを書けるのを見て、
私はあわてて、自力で覚えたのだ。(幼稚園、保育園など行かせてもらっていない)
両親は「学校がすべて教えてくれる」だとか「世間が教えてくれる」と本気で思っていた。
だから、小学一年の時に時計の見方を知らないと知るや父は、
「となりに行って、教えてもらってこい!!」と私を隣の家に走らせたのだった。
母の口癖は「そんなことも知らないの?学校出てるのに?(笑)」だ。
「それはね、こうすればいいのよ」と指導された記憶がない。
なんたって、教えるのは世間や学校だから・・・。

だからといって両親が放任主義というわけではなかった。
「過干渉」というより、「束縛」「支配」のほうが近いかもしれない。
「◯●しちゃダメだ!」「△△はお前には無理だ」
恐怖心をあおって、私たち子どもの好奇心や行動力を失わせた。
家族で出かけることもなく、学校行事以外には参加させたことがない。
親戚づきあいもない。
家と学校の往復しかしない日々。
近所より外側の世界は、成人するまで知ることはなかった。
でも、私が世間知らずなこともあって、不満も不安ではなかった。
私の将来は、親が決めた陶芸家だから、その道を頑張ればいい。
親の決めた仕事をし、親の決めた相手と結婚する。
頑固な親だから、きっと抵抗は出来ない。
でも、家業を守るためにはそれが一番なのだ。
自己犠牲こそが、家を守ること・・・私は思っていた。

だが、結局のところ、陶芸家の道は用意されてはなかった。父の長年のたわごとだったのだ。
「お前には誰も期待はしてないよ。ふつうに働きに出なさい」と母は言った。
水を全身にかけられたような、大ショックを受けた。
母は、母と同じような人生を娘にも送ってもらいたいと願っていた。それが娘の幸せだと。

働くことは嫌いじゃない。
けど、サービス業は芸術家とは対極的な職業だ。心構えがちがう。
例えて言うなら、自衛隊が保育士なんてなれますか?と。
世間は、長年芸術の没頭してきた職人気質の私を異物として毛嫌いした。
世間で必要な人間は、明るくておしゃべりで、相手に合わせられる調子いいヤンキータイプ。
真面目で口下手な人は目障りで、いじめの対象でしかない。会社の中のほうがいじめがあるのだ。
学校では勉強など頑張らず、友達とふざけ合ってコミュニケーション能力を鍛えておけばよかったと本気で思う。

両親は、子どもは社会に出た途端、何でも出来るようになると思いこんでいる。
(たとえば、結婚したらいきなり料理が作れるようになるとか。)
でも実際は、ほとんどの人は、そこにいたるまでに予習はしているのだ。
両親の働きに行く姿を見て、身支度の手順を学び、
会社での苦労話を聞いては、人間関係のあり方を無意識に学ぶ、と。
日々の生活の親の行動から、いろいろ無意識に学んでいるのだ。
小さな子供時代から、すべての経験が就職など生き方に結びついているのだ。
人生という道は、いつだって地続きなのである。

なのに、親はほとんど家にいなくて、会社の話も聞かされなくて、
私は、社会に出るまで、なにも経験を積んでこなかった。
親の言いなりのままの、命令を待つだけの、ただの生きた人形だった。

そんな人形の私は、いきなり、思いがけず社会に放り出され、イメージの中に荒野を見た----。

私の目をおおっていた誰かの両手が外された途端、目の前に広がっていたのは、
黄土色した荒野だった。
木はほとんどなく、地平線の彼方まで枯れた草がところどころにあるだけ。
思いがけずいきなり、連れてこられたから、
私の格好はというと、Tシャツにミニスカート、足元はつっかけサンダル・・・。
振り向けば、もう誰もいなくて、ただ荒野の真ん中に、ぽつんと私ひとり立っている。
これからどこへ行けばいいのか?どうやって生きて行けばいいのか?まったくわからない。
きっと他のふつうの家族だったら、荒野に行く子どものために、
あらかじめ荒野に合わせた靴や服を準備させたりアドバイスしたり。
自ら行きたいと望んでいた場合は、行く前からすでに情報を仕入れてるだろう。
食べられる草木を学んでおいたり、都会につながる道なんか知っていたら、怖いものなしだ------。

身だしなみのことから、何から何まで、社会に出てからさぐりさぐり自分で見つけるしかなかった。
サラリーマン経験者は、とんちんかんな母だけで、
姉は病気で就職を親から免除されてたから、見て学ぶことも出来なかった。

何でこんなところに自分はいるんだろう?という気持ちでずっと生きてきた。

母は、自分のように平凡に生きてる私を見て満足してるみたいだけど、私の心は不完全燃焼だ。
けど、いまさらどうしようもない。

.

両親が離婚してしばらくした時、父は私に言った。
「お前が誰と結婚しようが何だろうが、オレはかまわない。だから好きに家を出てっていい」
実の父親とは思えない驚くべきセリフ。
父は、娘より愛人をとったのだ。
私が家を出て1年後、腹違いの妹が生まれた・・・・。
..

私が結婚した時、姑が「親のありがたみがわかったでしょう?」とにこやかに言った。
私の心に、七味のようなピリリとしたスパイス的感情が、一瞬、走り抜けた・・・。

カサンドラ・解決できない

先日、一人暮らしの母のところに市役所の人が何かしらの手続きにやってきたとき、
毎回くれるはずのゴミ袋を置いていかなかった、と母が誰かに電話でぼやいていた。

「私は会話中もゴミ袋のこと気にかけてたから気付いてたんだけど、
担当の人はそのまま帰っちゃったのよ。」

ふつうなら帰るところを引き留めて「ごみ袋はもらえないの?」と聞くものだが、
しなかったらしい。
母は、相手に対して「完璧」を求めるのか、「相手が自身の間違いに気付いて何とかしてくれるもの」だと、
思いこんでるふしがある。

だから、母はぼやくばかりで基本、何もしないのだった。
一週間以内なら、電話で「もらえなかった」といえば届けに来てくれると思うのだが、
それさえも母はしようとしなかった。
私が電話かけてもいいが、相談はされてないので、私はやらない。
ゴミ袋もかなり残ってて、もてあましてるようだし・・・。

.

去年の台風時に、近所の一枚の大きなべニア板が、かなり重いにもかかわらず、
20メートル離れた場所まで飛ばされて落ちていた。
遊歩道をふさぐように倒れてて、母は「早くどかしてくれないと迷惑だわ」と誰かと電話で話していた。
べニア板が飛ばされてることなど、たぶん住人はまだ気が付いてないのではないか?と私は思った。
住人は一人暮らしの高齢の老人で入退院を繰り返してるとかで、元に戻すのは無理じゃない?
母に内緒でこそっと元の場所に戻したら、「戻してあるわ!!」と母は、また誰かに電話していた。
私が直したと言ったら、「よそもののくせに!」とこっぴどく怒られた。
こういうことは、近所のよしみで、こそっと何ごともなかったように、直すのが礼儀じゃないかしら?
大事(おおごと)にするなんんて変だわ。

.

去年、母の家に近所の人が6人ほど押しかけ、「通路に出ている植木鉢を片付けるように」と苦情を言ってきた。
「車いすの人やベビーカーが通れない」と彼らは理由を述べたが、
そういった住人も来客も私は目にしたことがないから、本当の理由は別にのところにあるのだろう。
たぶん、「母のしょぼくれた植木が外観を悪くしているから片付けてほしい」ではなかろうか。
母の植木は、長方形の大きな植木鉢に3本ほどのひょろひょろとした雑草が生えた変なものだった。
「他の人だって、通路にたくさん植木鉢置いてるじゃないの!!」と母は叫ぶ。
他の家のは、売り物になるくらい立派な出来栄えだからね、と私は思うが、
母には、その違いが分らないのだった。
彼らは「植木鉢ベランダに置けませんか?」と提案したが、母は興奮してしまって、
「これは私の生きがいなの!植木をやめろというのは、死ねと言ってるのと同じだわ!!」と
わめきたてた。
「死ねなんて言ってないよ。ベランダに移せないのか?って言ってるの」と
穏やかな口調で言ったが、母は聞く耳持たず、わめきつづけた。
「死ねって言ってるのね!死ねって言ってるのね!」
理屈が通じない。
母の頭の中には「文句を言われた」といった悲しみの「感情」が占め、
「相手の言い分」は隅に押しやられてしまったようだった。
話合いにならないので、彼らはひとまず帰って行った。
母にとって大事なのは、「会話の内容」よりも「どう自分が扱われたか」なのだった。
そもそも、母にとって「話し合い」自体が「攻撃」なので、
自分のやりたいことを邪魔するのは「敵=悪い人」でしかなかった。

母は、20年以上におよぶ悩みを持っている。
それは、「不当なやり方で離婚届けを出されてしまった」ということだった。
母は、市役所などに「近所の人がグルになって、父をそそのかした」と訴えたが解決にはならなかった。
母の説明は「みんなが寄ってたかって、私を陥れた」という感情を前面に出しているので、
どの人も「愚痴を言いに来ただけなのかな?」と勘違いしてしまうからのようだ。
ことの発端は、
あらかじめ誰かが記入した離婚届に、母はただ父が用意した印鑑を押し、
母は「そんなインチキな書類が受理されるわけがないわ!」とたかをくくっていたら、
本当に受理されてしまった、ということらしい。
3年以内なら取り消しが出来たようだが、母はその存在を知らず、
もしくは理解できず、出来なかったのだった。
母は、今も感情を高ぶらせてぼやき怒っている。
訪問販売の人だろうと、誰かを捕まえては30分以上かけてぼやいているのだった。
父は、もう亡くなっているのに、母の目的は何なのだろう?と思う。
どうしようもないことで、日々時間を費やして・・・。

母の心には、
「裏切られた」 「捨てられた」
と言った悲しみの感情が、全体を占めているようだ。
自分のしたことを棚に上げて、相手がしたひどいことだけを覚えていて、恨んでいる。
でも、悲しいからと言って泣き暮らしはしない。
「相手が悪い人だから」と、怒りを周りにまき散らすのみ。
なぜ、自分は人から、いじめられたり、ひどい目に合うのか?
発達障害特有の「変な言動」が原因だとはつゆも思わないらしい。
誰しも自分の悪いところは気づきにくいから、これは自覚無くてもしょうがないのかもしれないが、
「自分って、ちょっと変かも?」と、ちょっとは思ったりするものだと思う。

母は、自身がいじめに遭う原因は、
「私が綺麗だから!」と本気で思っている。
かれこれ40年以上、そう親戚たちに発言している。
綺麗すぎるから、嫉妬されて意地悪されるのだと、母は言う。
20歳のころモテたのを、なぜか現在進行形扱いで「私はモテるのよ!」と
今も、恥ずかしげもなく、言い放つ。
母は、ごく普通のどこにでもいそうな高齢者なのだが・・・・。

テレビで、ごみ屋敷の住人に、役人や住民が必死で「説得」をしてるのを見かけると、
「理屈が通じない人もいるのに、無駄なことしてるな」と思ってしまう。
母と同じように、この住人もたぶん「説得=攻撃」と感じる人にちがいない。
まずは「仲良くなる」「親切にしてあげる」をしないと、ただ反発され悪化するだけ。
ゴミ捨て場からごみ袋を持って帰ってしまう場合は、ゴミ袋から何を探して欲しがってるのか聞き、
明確なら、ゴミであろうとそれを住民そろって、分け与えれば、満足して集めなくなるかもしれない。
「近所の人が困ってるよ」もの言葉も通じない。それは、
「なぜ、人のためにやらなきゃいけないの?」という考えの持ち主だから。
かといって、不親切な人間なわけではない。
「防衛」が主体なので、自分が安全だとわかり、余裕ができたなら、
ようやく、まともな行動をしだすだろう。

カサンドラ続き・家事不向き

発達障害の人は、片付けが出来ず、家の中がものであふれかえっているというが、
母の場合は、かろうじて、そうはなっていない。
毎週、毎週、片付け、模様替えをしているからだ。
強迫観念からか、過去のトラウマからか、毎週片付けをする姿は「病的」といえる。
右から左へ、左から右へ。
ボロボロの段ボールなどを毎週移動させているが、捨てずに移動させてるだけなので、
一向にきれいにはならないのだった。
「せめて箱を新しいものに変えなきゃ、きれいにならないよ」と私が口を挟んでも、母は納得しない。
一種の趣味ととらえ、私と姉は放っておくしかない。
あるとき、近所の60代の男性がそんな様子を見に来たことがあった。
「奥さん、毎週なにしてるの?片付け?」
閑静な住宅に、母のカタカタと物を移動する謎の音が響き渡り、うるさかったのだろう。
だが母は、まったく気づかず、ごきげんで返答したのだった。
「私、働きものだから、体うごかしてないと落ち着かないのheart01

そうはいっても、ほんとうの母の口癖は「お母さんは、忙しいんだよ!!」で、
この行動が、どうみても無駄なんだよな。

毎週片付けしてるから、家の中が整頓されてると思われそうだが、大間違い。
基本の方付け法を理解してないから、物のありかが母しか分からないという状態になるのだった。
風呂に必要なものは風呂場に、台所に必要なのは台所に、
こんな簡単なこの基本を、母はわかってないから、家族は困る。
だから、たとえばタオル。
お風呂に入ろうとしたら、いつもの場所にタオルが無い。
母に聞いて居間に移動したことを知る。次の週にはそこにはない。
聞くと今度は、押し入れ中だという・・・。
そんな具合で毎週タオルの置き場がころころ変わるのだった。
タオルごときで疲れる。

マグカップもよく消える。
食器棚になぜか置いてないのだ。
6個くらいあったはずだが、一つもない。
ありそうな場所を探す。
さすがに、台所以外には置かれてないはずだと、
洗いっぱなしでカゴの中?水道の両脇の右と左のカゴの中を見て見るが・・・ない。
調理テーブルの上?テーブル下の棚?・・・ない。
しかたなく、母に聞くと、
「ここにあるでしょannoy」と母は、調理テーブル下の棚の奥の棚に手を伸ばし、
大きなザルに入れられたマグカップを取り出した。
これはさすがに、わからん・・・。

母は、「元に戻す」ということが出来ないのかもしれない。
水生フェルトペンを母は、よく使うのだが、キャップをし忘れるので、しょっちゅう、ひからびさせてしまうのだった。
(水生なので、水を差せば復活するが・・・)

電気もよく消し忘れる。
台所は盲点なのか、母は台所の電気をつけっぱで昼寝やテレビを見ている。
そのくせ、私には厳しい。
「だらしない!!」と眉間にしわを寄せながら、
私が物を取りに行ってるすきに洗面所の電気を消したり、
トイレに行ってる間にテレビを消したり。
誰がテレビをつけたのか忘れてしまうから、
私が見たいと思って点けたばかりのテレビを消されたりして(ちゃんと席に着いて見てるのに)、
ほんと、めんどくさい・・・。

料理は、やれば絶品、プロ並みなのだが、それはその手の仕事に就いてる時だけだったりする。
仕事の時と同じ意識で家でも行動するから、
料理関係以外の仕事に就いてた場合、ろくなおかずが出てこないということに・・・。
母は、職場でのやり方が絶対だから、
職場でのやり方で、野菜を切り、あく抜きは「一晩水に漬ける」をする。
たぶん店は、作り立てをお客に提供するために、「しこみ」で前日に切り置きしてるだけなのだと思うのだが、
母には、その違いが分らないのだ。
ラップも二重にかける。・・・たぶん店のは容器が大きくて一回では覆えてないからでは?
と思うのだが・・・ラップ二重はもったいないと思う。
ともかく、母は、食べることに興味がないから、白飯が保温しすぎて黄ばんでいたり、ひどいものだった。

洗濯は、常に夕方。
雨が降っていようと、洗いたいときに洗う。
しかもアイロンの手間を省こうとしてか、脱水しない。
かぶれ臭くならないのか?と思うが、しょっちゅう漂白剤をしてるので、それは大丈夫のようだ。
母は、漂白剤が大好きなのようで、台所やふろ壁にも使用してるらしい。
けど、茶渋以外、まったくきれいになっていない。
「ちょっとした汚れは、すぐに拭く、」という基本行動をしないからだ。
「漂白したら安心」の心境になってしまうのかな?
同居してた時は、よく大事な服を漂白剤でまだらにされたものだ。

掃除は嫌いなようで、落ちてるゴミはなかなか拾われない。
私がゴミだと思っても、「再利用するから」と大事にしてることがあるので、
見て見ぬふりをしてるのだが、1ヶ月もそのままなことが多い。
しょうがないので、母が留守の隙に、私が見かねて掃除機をかけるようにはしてる。

2015年6月24日 (水)

カサンドラ続き・金銭感覚

芸能人のヒロミが、「伊代に家計を任せたら破産しちゃうよ(笑)」とテレビで言っていた。
松本伊代のハチャメチャぶりは、なかなかの発達障害っぷりだが、
世間は「ちょっと変わった人」という見方だ・・・。

私の母は、おそらく発達障害。

行動は、「思いつき」「行き当たりばったり」「その時の気分」が重視で、
微妙な違いが分からない----------。

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70代の母は、15歳のころから70代になるまで働きどおしだったが、いま貯金はほとんどない。
「働いていれば、とりあえずお金はなんとかなる」と言う言葉はよく聞くが、
やり方を間違えればお金は貯まらないのだ。
母は「一ヶ所で働くより、たくさん経験するのがえらい」という思い込みから、
転職を繰り返し、年齢以上の数の職歴を持っている。
つまりは、1年も経たずに転職してしまうものだから、
年末調整はしたことがなく、失業手当ももらったことはなく、ボーナスだって一度ももらったことがない。
ということから、就職したほとんどが社員扱いだったが、
長年働いていながら、年金をもらう資格が無くて、いま年金をもらえてないのである。

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30年以上前に母が、祖母の畑100坪を、生前贈与でもらったという話は、私は子供時代に聞いて知っていた。
だが、最近になって、
「‘ただで貰うのは、可哀想だから’と200万円を払っていた」という事実を聞いた時には驚きだった。
まさか、遺産相続でもらったものにお金を払うとは!!
遺産相続は「ただでもらう」という基本的なことを母は知らないのか!?
しかも、その土地は、50万円の価値しかなかったそうだ。

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20年ほど前、祖母が亡くなった時、遺産相続については、私は口を出さなかった。
祖母には分ける財産が無いと思っていたからだ。
農家なのに、家と少ない田畑を取り上げたら伯母一家が生活できなってしまう。
ところが、最近になって叔母が「もらうはずの山が勝手に売られてしまっていたの」と言うのを聞いた。
どうやら、祖母は山と広大な田畑を持っていたらしい。
そういえば、着物ひとつも、もらった話は気かなかったが・・・?と疑問に思っていたら、
母が電話で誰かとおしゃべりしてる内容にびっくり!

「ばあちゃんの葬式の時にね、近所の人が姉に‘財産分けはどうするの?’って聞いたのよ。
そうしたら姉が‘いいの、いいの。言わなきゃ気づかないいんだから’って。
あたしが近くにいること姉は知らずにそう言ってて。あたし、姉の秘密知ってるのよ(笑)」

どうやら、遺産分けはしなかったらしい。
いつもらえると思っているのだろう、母は?
遺産相続の期限は20年らしいが・・・。

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子どものころに10年間住んでいた家は、貸家で、30坪に2階建ての造りだった。
実は当時、大家から「土地と家込みで、200万円で買わない?」
と、持ちかけられてたということを最近知った。
私が「どうして買わなかったの?バカ安じゃない!?」と聞いたら母は、
「だって、いらなかったんだもん」と、ちっとも後悔もしていない顔。
あの家があれば、両親の離婚で大好きな故郷を離れる必要はなかったのに、と私は残念に思う。
家賃5万×10年=600万円。
400万円無駄に払っている・・・。
母は、「家賃5万円はいま思えば高すぎだったわ。3万円があの近辺では相場だった」と
家賃のほうを、ぼやいている。

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母は貧乏性で、贅沢はせず、おしゃれもせず。旅行もせず、日々節約にいそしんでいる。
節約が趣味にも見えるが、わたしから見るとまったく意味がない。

買い物はいつも夕方で、朝市も夕市もやってない時間帯に出かける。
クーポンやポイント倍デーも理解できないから使わない。
シニアカードがあればプレミアム商品券12000円分のを8000円で買えるのに、
「個人情報がもれる」といって破り捨ててしまった。
カード裏の住所を書いたことが不安ならば消せば済むことだったのに・・・。

水の節約も毎日頑張っている母。
風呂の残り水も、拭き取るほどまで、すくい上げて洗濯などに利用している。
だが、1ヶ月で4㎥しか使ってないので、そこまでする必要はないのだ。
「今の倍、水を使っても金額同じよ」と、明細書を見せて私は説明したが、
わかってもらえなかった。

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「大人だから知ってるだろう」、「誰もが知ってることだから大丈夫だろう」というのは、
発達障害の親には通用しない・・・。

2015年5月31日 (日)

私も、カサンドラ症候群か

NHKの「あさイチ」という番組で「パートナーの発達障害」を取り上げていた。(2015年5月25日放送)

カサンドラ症候群とは、
妻または夫が発達障害(アスペルガーまたは自閉症)で夫婦間のコミュニケーションがとれず、
孤独感や「自分がいけないんだ」というマイナス感情などで苦しんでいる人のことを言うそうだ。

「カサンドラ」の語源は、
‘人々から決して信じてもらえない預言者’であるギリシャ神話に登場するトロイの王女の名前。

診断してはいないけど、母が発達障害(ADHD)と思われるので、気になって見た。

番組でもネットでも、カサンドラ問題を、「夫婦間のトラブル」として取り扱っている。

まれに、「発達障害の子供と親」というのもあるが、
わが家のように、その逆の「発達障害の親と子」という場合もあることを知って欲しい。

「協力してもらえない」「話し合いができない」「相手の意見を聞いてくれない」・・・

協力して何かを成し遂 げようとするとき」、コミュニケーションが取れないことが発覚する

カップルの場合なら、結婚後に。または子供が生まれた後に。

親子ではというと-----?

わが家では「猫の介護」で、問題が勃発した。

もともと、母は、変わっていて、いままでにも会話にならないことはあったが、
ぜんぜん意思疎通が出来ない・・・。

◆我が家のペットの介護の現状◆

実家で飼われている猫のアリスは、もともと食が細かったが、腎臓病でさらに食欲が落ち、
自力では、もう、ほとんど食べられなくなてしまっている。

体重はもともと4kgだったのだが、いまでは2.5㎏とほぼ半分。

毛でわかりずらいが、さわると皮と骨しかない。

アリスの場合、、生命維持と体重維持の最低限とるエサの量は、ぎりぎり一日40gだ。

腎臓病専用のエサを粉末にし、水で溶かしてトロトロにしたエサをスプーンで与えているのだが、
一回食べる量は2.5g~5gなので、一日平均15回くらい、
食べのいい午前中は1時間ごと、食べの悪い午後は30分ごと与えている。

母が、朝5時から午後1時まで担当し、
午後1時から5時までを私が担当という、完全分担作業だ。

つまりは、午前中が、重要なのだが、母はよくエサやりを忘れるのだった。

◆母の「発達障害」による、意思疎通の不可◆

母は、発達障害(ADHD)特有の、「ものわすれ」がはげしい。

何か始めると、他のやるべきことを忘れてしまう。

だから、しょっちゅう、ひどい時は、3時間も、食事介助の必要なアリスのエサをあげ忘れるのだった。

「片付けしてたら、忘れちゃった(笑)」「テレビ見てたら忘れちゃった」とあっけらかんと言う。

(1時間ならわかるけど、3時間は忘れすぎでしょ!?)

ペットの命がかかわってるのに、反省や落ち込みがないのも、ものすごく腹が立つ。

でも、けっして、母は、アリスの世話を面倒がってるわけではなく、
心の底から、どんな方法でもいいから長生きしてほしいと願っている。

そんなわけだから、私が来る1時の時点で、「5時までに食べ終えない量」のエサが残っていたりする。

30分ごと与えても無理な計算。

15分ごとなら間に合いそうだが、それではまるで拷問になってしまう。

ただでさえ、食事を嫌がっているのに・・・。

「エサをやり忘れた」としても、「午前中の1時間ごとのエサやり「を「30分ごと」にすれば、
軌道修正できるはずなのだが、母は、やろうとしない。

「エサは、12時までに半量、食べ終えないと、一日分を食べきれないよ!!」

と、私は何度も言うが、全然、わかってもらえない。

母の中では「1時間ごとにエサやり」と決めてるらしく、
どんな状況でも「1時間ごとやれば、それでうまくいく」と思ってるらしい。

「やり忘れた分を補う」という発想はない。

あまり私が少しきつく言うと、今度は逆切れして、
10分ごとエサを与えるという荒行動をとりはじめる。

エサをやり、寝床に帰されたと思ったら、1分後にエサをやるため母はアリスを連れ出すのだ。

もちろん、すぐにやめさせるが、どうして、

「12時までに半量(20g・回数的には6回ほど)」

が、伝わらないのだろう?

.

夕方5時には、私は自宅に帰らねばならず、
食べ終えなかった残りのエサは、母にまかせるしかない。

私が、頑張ってアリスにエサを与えて、残りはだいたい毎回7g程度。

あと2回くらいやればノルマ達成なのだが、母はやらないのだった。

「今日中に、食べさせてね!」と私は言うと、

母は、威勢よく

「大丈夫!やるよ!お母さんは、うまいんだから!!」

と返事するが、結局やらない。

夕方5時から寝るまでの9時までに「2回(一回は5分かかる)」は、
そう大変ではないはずだが、

「忘れちゃった」 「眠っちゃった」

と、次の日、笑いながら言い訳するのだった。

「今日中に食べさせるんだよ!」と何度も伝えるのだが、わかってもらえない。

母は、「娘が来るまでに、残りをやればいいや」という考えがあるから、
毎日、朝に、残りのエサをやってるのだった。

「夕食の残りを、朝、食べたら、用意した朝食が食べられないでしょ?
 それと同じだよ!
 前日のエサを朝、食べたら、その日のその分が食べられなくなるんだよ!」

私がそう、たとえ話をしても、母にはわかってもらえないのだった。

なぜだろう?

母の頭の中には、「残りのエサをやる」ということだけなのだった。

「時間」は、頭にない。

だから、私が必死に言えばいうほど、母は、ただ、

「ちゃんと、いわれたエサはあげたのに、なぜ怒るの!?」 

と不満顔になる。

分かってもらおうと、言えばいうほど、母は、私の「いら立ち」だけを感じ取って、

(何怒ってるの!? なんで母親である私が娘から怒られなきゃいけないの!?)

と思い、声を張り上げてくるのだった。

毎日こんな繰り返しなのだ。

「算数が苦手なのかなぁ?」と思ったりするが、そうではない。

理屈が分らないのだ。

今回の場合は、「なぜ12時までなのか?」「なぜ今日中なのか?」
自分が納得してないものは、「間違ってる」ことだから、やりたくないと母は思うのだった。

.

そもそも、母は、相手から「◯●しましょうよ」などと提案を言われるのが嫌いだ。

母は、自分の考えしか認めず、自分だけが正しいと考え、
「他人の忠告、アドバイス、意見」などは「攻撃」と感じて、反発したり、怒り出す。

「相談、話し合い」などは、「自分を否定する悪行」と思ってるから、
やらないし、避けようとする。

だから、家族には、どんな大事なことであっても、いつも、事後報告だ。

母は「家族はいつか裏切るから、信用できない」といい、大事なことは話さない。

家族というものは、「話し合い」をしようとしたり、間違っている点を指摘して来たりするものだから、
その行為が、母にとって「自分がやろうとしていることを邪魔する行為=悪意」にうつるらしい。

だから、あからさまに悪いところを指摘しない他人が大好きで、
誰構わず、おしゃべり相手にしてしまうのだった。

かなり問題ありな母だけど、そういう風に他人に対して好意的だから、
ただ「変わってる人」としか思われない。

身近な親戚でさえも、母の問題に気が付かないのだった。

私が、母のことを悪く言えば、世間は私のほうを非難するだろう。

また、そのほかに、母には「失敗を次に生かす」とか「次は別の方法で頑張る」という発想もない。

「忘れる」ということは「あたりまえ」と考えてるので、反省もせず、常に平然としている。

発達障害は、大人になれば、ましになると思われてるけど、そうでもないのだ。

◆「あさイチ」の番組で◆

「あさイチ」で紹介されてた対処法は、

・疑問形で怒らない
    「なんでこういうことするの!?」
    「おかしいと思わない?」
    「何考えてるの?」

・役割分担する
    「私は◯●するから、あなたは◆◆してね」という。

・精神科や心療内科で薬(睡眠薬)をもらう
    夜ちゃんと眠ることで、昼間、心と体が安定し、
    キレたり興奮せず、相手の話に耳を傾けやすくなる。

.

そういえば、母は「目を閉じてるだけ」と「眠っている」の区別がつかない。
夜の眠りが浅いような話しぶりを聞いたことがあるから、ちゃんと眠れてないのかもしれない。
だから、睡眠薬の話は、多少納得する。
母は、自身の結婚当初から精神科で診てもらう事を拒否し続けてるので,改善することはないだろう。

.

番組の視聴者相談で、
「夫はアスペルガー。会社や自分の母親にはやさしいのに、
なぜ、妻である私と子どもにだけ冷たく当たるのでしょう?
20年間、ずっとです」
というのがあった。
専門家は、「‘家族’という思いが、まだ親のほうに残されたままになっているのです。
親と少し距離を置きましょう」
と答えていた。

でも、私は違うと思う。

私の母も、このタイプで、
‘職場、近所の人、親兄弟、長女(私の姉)’にはやさしい。

はっきり言えば、私以外の人に、やさしいのだ。

母は、私が幼いころから、私の悪口を、周囲に吹聴し、バカにしてきた。

最近では私のことを「結婚して家を出た(捨てた)娘だから」という表現をしている。

姉も結婚して家を出ているが、そんな言い方はされてないし、
姉が暴言吐いても、無心しても、母の世話を一切しなくても、悪口は言われない。

むしろ、母のほうが、長女である姉を面倒みている。

母の口癖は、

「『妹』というのは、バカなの!」だ。

母には、‘妹と言うものはバカなので、なにしても、かまわない’という思い込みがあるように思える。

だから、この相談者の夫も、
「妻と子は自分の支配下にあるので、なにをしてもかまわない」
という思い込みがあるのではないかと思う。

2015年4月21日 (火)

あんたの話はつまらない

どこかの国の女性が、65歳にして4つ子を身ごもっていているそうだ。

彼女にはすでに15人の子どもと数人の孫がいるという。

奇形で生まれてくる可能性は高く、高齢で血管も細くなっているため、
命の危険もあるとか。

結局、堕胎させるんじゃないか、と、ワイドショーで見聞きした話を、
母は、楽しげに私に話した。

.

実家では、ほとんど母と二人きりだが、母が私におしゃべりをしてくることは、あまりない。

たいてい無言のまま一日が終わる。

私は飼い猫の面倒を見るために毎日実家に来てるだけだし、
子どものころから、母との会話はなかったので、さみしいとか、つらいといった感情はない。

母のほうも、私たち子どもが成人しても一人前の人間とは見ておらず、
「子どもはいつまでも子供」という考えで、一家の重要な話をしたりとか、
何かを私たちと相談することはないのだった。

くだらない話も、大事な話も、母が話す相手は、伯母(母の姉)か他人。

母にとって話して楽しい相手は、同年代の無責任に聞いてくれる他人なのだった。

そんな母がめずらしく私に話しかけてきた。

奇想天外なものや幽霊ものが大好きな母は、誰かに話したくてうずうずして我慢できず、
とりあえず私に話しかけたようだった。

.

65歳で4つ子?

65歳では生理は完全に終わってるはずだし、4つ子というところが、なにか人工的な臭いがする。

私は、

「その国では、こどもがひとり生まれるたびに助成金がでるとか・・・お金目当てかも。

あ、もしかすると、ギネスを狙ってるとか・・・?」

などと推測を話してみた。

だが、母は台所に移動して洗い物をはじめ、
「あぁ、そうかよ」となげやりな返事をするばかりだった。

「何?その気のない返事・・・自分から話を振ってきたんじゃない?!」とムカついて聞き返すと、

「だって、そんな話、つまらないもの」

と母は言うのだった。

「じゃぁ、(彼女の目的は)なんだっていうの?」

と聞けば、

「ただ愛し合っただけじゃない?!」

というのだった。

「生理なんて(絶対に)終わってるよ」

といえば、

「そんなのわからないよ!」

と、76歳の母は反論するのだった。

母の、ふだん下品とも思える思考の中に「メルヘン」が、少しかいま見えた気がした。

想像だけど、母は新婚早々の絶頂期に父と不仲になりセッ◯スレスになったため、
セ◯クスに対して憧れがあるように思えてならない。

.

母は、世間の女性の会話にあるように、相手に対して、つまり私に対して、
「そうなんだ」「ふ~ん」「へぇ~」などの返事しか求めてなかったのだ。

利き手が、疑問を持ったり自分の意見を言うのは、不愉快なこと。

でも、いつも私は、つい疑問を持ってしまう。

数年前のはなしだが、ある時母が、

「◯◯おばちゃん(母の妹)、髪売ってくださいって言われたんだって♡」

と言ったことがあった。

「えぇ!? 67歳で髪を欲しいって言われたの!?」

と私が驚いて聞き返すと、母は、

「わかんない。今、話聞いたから、しゃべっただけ」

というのだった。

母は、自分がおもしろいと感じた見聞きした話を、疑問も持たずに、ただしゃべりまくるのが好きなのだった。

みんなに教えたいというより、「口を動かしたい」「何かをしゃべっていたい」ということのようだ。

そんな母のその行動を、私はひそかに、「テープレコーダー」と呼んでいるたりする。

母の話はいつも薄っぺらくて、「ん?それって、おかしいんじゃないの?」と、
話を聞くたび気持ちが不完全燃焼になる。

母のほうも、すぐに一言でも疑問などや自分の考えを返してくる私をうざく感じるようで、
「あぁ、そうかよ!!」と話を打ち切ったり、「うるさい!」「忙しいの!」とはねのけたり、
シカトして母の視界や思考などから私を消すのだった。

’やっぱり、お前と話してもつまらない!’

もやっとしたので、検索して見れば、

ドイツのアンネグレート・ラウニヒク という65歳の女性が、いま、4つ子を妊娠中だそうだ。

彼女は、ロシアと英語の教師をしており、
9歳の末娘が妹か弟がほしいと言ったため、1年半外国で数回、人工授精して
妊娠したのだが4つ子と知り驚いた、ということらしい。

彼女は、44歳に第1子を出産して以来、13人の子供を出産。13人目の時は55歳だったそうだ。

集合写真を見た限りでは、夫がいないように見える・・・。

http://www.afpbb.com/articles/-/3045199 (ドイツ 65歳女性 4つ子 ニュース)

.

さらに、検索によれば、

高齢出産のギネスは、2006年、スペインの66歳の女性で、
精子と卵子を提供してもらって体外受精で妊娠出産したそうだ。

流産しないために、子宮内の環境を整える医療も必要だったとか。

日本でも2001年に60歳の女性が卵子提供で、35歳の夫との子供を出産したそうな。
.

閉経は45歳~55歳なのだから、60歳代は卵子提供されなきゃ妊娠なんて不可能な話。

ちなみに、高齢出産というのは35歳以上のことをさす。

母が子猫を処分

4月16日の夕方、野良猫ちびが、我が家の野良用猫ハウスで、出産したらしかった。

臨月になっていたので、私は、「どうか我が家の猫ハウスで出産しませんように」と願っていたが、
この場所を信用しきって、出産してしまったらしい。

この日は雨だったので、ちびは他の場所に行けなかったようなのだ。

母が野良用猫ハウスの居心地を良くして、この場所での出産を促し、
生まれた子供を処分しようと待ち構えているだろうことは、
毎年のことなので、私は分っていた。

だが、猫ハウスにかけてある何重もの布をめくり、ちびの様子をこまめに確認して、
母より先に、子猫をどこかに避難させるという事を、私は実行できなかった。

私は行動力なく、とろいのだ。

翌日の昼、実家のメモ用張り紙に「6時 ステタ(4)」という文字が目に入ったことで、
私は瞬間に事態を把握した。

その走り書きは、「夕方6時にちびの子猫が4匹生まれ捨てた」ということだろう。

腰が抜けそうなほど、私はぞっとした。

すぐさま母に問い詰めると、

「汚れ物を捨てたのよ」

と、しらじらしいうそをつくのだった。

「子猫を捨てたんでしょ?」

と何度も聞き返しても、

母もそのたびに、さっと背中を向けて

「汚れ物だって言ってるでしょ」と答えるのだった。

母は、自分の思う通りに事が進んだことで、ほくそえんでいる。

「子猫」のことを、「汚れ物」と比喩してることが、気味が悪く、腹が立つ。

子猫を殺したのに、どうして笑っていられるのだろう。

子猫をどうしたのか、聞きたかったが、母はきっと口を割らない。

いままでも、そうだったし、母は、叩かれてもなかなか白状しない頑固者だった。

時間的に、子猫は生きていないと思われた。

箱に入れて捨てたれたとしても、生まれたての体では、寒い夜は越せないし、
捨ててから18時間経っていては、衰弱して手遅れだ。

それよりも、母が直接手を下したように思えて、今回はこれ以上聞けなかった。

きっともう死んでる・・・バトルするだけ無駄に思えた。

70代の親を叩くのも、罪悪感を感じて嫌なものなのだ。

.

母は、子猫を殺すことを正しいこと良いことと持っている。

前回、母はこう言ったのだ。

「カラスに襲われたり、病気で苦しむんだから、このほうが子猫のためなの!」

そういうこともあるだろうが、私は、そんなことは、自然のなりゆきにまかせるべきで、
自分で手を下すことではないと思う。

罰が当たるよ・・・。

だが、どういうわけか、罰は母にはいかず、いつも弱い私のほうにくる。

この日の帰り際、1キロの道のりで、3台の車にひかれそうになった。

無事帰れたけど、危なかった。

見えない力は、わたしよりも母の味方をする。

母がこういう変な考えになったのは、母の生きてきた時代というのもあるけど、
どうやら、20代のころに見た、堕胎に原因があるようだ。

母は、若いころ産婦人科で働いていて、多くの女性が堕胎するのを見たと言っていた。

不幸な人生を歩ませるより、その直前で死なせてやったほうが、子の幸せなんだと学んでしまったらしい。

母は結婚当初、第一子になるはずだった女の子を流産したのだが、その子の魂に向けて手を合わせたことがない。

世間の母親が、自身の水子を供養するのに、母は決してしたがらない。

堕胎された子どもは、自分の子であっても、どうでもいいらしい。

人間の胎児に対して冷たい母は、なおさら他の動物の赤ちゃんのことなど、なんとも思わないのだった。

.

野良猫ちびは、それ以来毎日、猫ハウスに長居している。

たぶん、子猫を返してもらえると期待して待っているのだろう。

最近、野良猫しろや野良猫くびわ、野良猫リキを治療や去勢したあと、
家の中で療養させ、外に放したりしてたので、同じように生きて帰ってくると思ってるようだ。

訴えるように、じっと私の顔を見るちび。

ごめんね・・・私も知らないの・・・と、心の中で、言葉を返すことしかできない。